森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

異型花柱 2

2008年01月07日 | 自然観察日記
 これは長花柱花のプリムラです。孔のところに雌しべの柱頭が覗いています。ふつう異形花柱性は自家不和合性と結びついていて、有性生殖は異なる型の花の間でのみおこるとされています。一つの株では種子はできないのです。面白いですね。

異型花柱 1

2008年01月07日 | 自然観察日記
 気晴らしに花屋さんに行ってみました。数々の花類が彩りを競って賑やかです。
そんな中プリムラが並んでいました。この仲間は花に2つのタイプがあることで知られていますが、ご存知ですか?雌しべが長い花と短い花の2タイプ。長い方を長花柱花といい短い方を短花柱花といいます。自花受粉を避ける形態の一つと考えられています。写真は短花柱花です。孔の周りに見えるのは雄しべ葯のようです。