森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アカガシの若い実

2008年01月08日 | 自然観察日記
 暮れに八幡宮に散歩したときに見つけたアカガシの樹です。越後では自生はないと思いますのでほとんど見かけませんが、公園や神社などで植えられているものです。どんぐりの仲間で常緑で葉にギザギザがない(全縁)ので簡単に見分けられます。この社の樹はさほど大きくないものですが、枝先に若いどんぐりがついていました。プクッと膨らんでいるのがそれです。まさかこれがどんぐりとは思わない人が多いでしょうが、これもほとんど知られていない自然です。
 実はアカガシは春に花が咲いて秋に実るものと、冬を越すものがあるとされます。これがそれでしょう。その後の実の成長を確認したことがないのでどうなるのか・・ちょっと興味深いですね。春の楽しみの一つです。