森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クロトンノキの雄花

2008年01月12日 | 自然観察日記
 葉に比べ花が地味ですね。これは雄花です。クロトンノキはトウダイグサ科に分類される種です。
 このトウダイグサ科というのは杯状花序という不思議な花を付ける一群として有名ですが、クロトンノキは雌雄異株で特殊な花序にはなっていません。さらにこの科は多種多様なものが区分されています。不勉強で、いったい何が共通項なのか未だによくわかりません。察するに離弁花類で3を機軸にしていることかな?と思っている程度です。例えば雌しべは先が3分裂し胚珠は3つあるとか・・。でも雄花ではそんなこともよくわかりませんね。
 ともかく植物の世界は奥が深いのです。多様性に富んでいます。そんな植物をはぐくむ自然が温暖化などということで消えていくことの無いように切に祈っています。
 

クロトンンキの葉

2008年01月12日 | 自然観察日記
 別名ヘンヨウボク。観葉植物として鉢物をよく見かけます。これほど葉が芸をする植物は他にはありませんね。これを見ていると葉と花(花弁)は大差ないことがよくわかります。もっとも花は葉の変化したものとされますから当然なのでしょう。