森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

帰化植物 キレハイヌガラシ

2008年06月03日 | 自然観察日記
 人の世は常に動くと同じように自然界も激しく変化していることが分かります。きっと、このキレハイヌガラシは除草薬散布という行為ももろともせずに生き残り農道や水田の縁、あるいは湿った土手などを席巻することになるのでしょう。
 昔の記憶が懐かしく変わらぬ事に憧れるそんな年代になっている私です。目の前のキレハイヌガラシの群落を眺めながら、自然ばかりでない身の回りの変化を思いちょっとセンチになりました。

キレハイヌガラシ群落

2008年06月03日 | 自然観察日記
 家の近く、水路の土手(あぜ道)を埋め尽くす黄色の花が目が止まりました。どれくらい前からこんな群落を作るくらいになったのか、今年初めて気づきました。帰化植物のキレハイヌガラシという種です。群生していなければ、昔から馴染んでいるイヌガラシかスカシタゴボウくらいの印象で見過し続けていたことでしょう。
 遠目ではあぜ道を色どりなかなか良い演出をしてくれていますが、かなりの暴れ者のようです。