森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コウヨウザン 2

2008年06月09日 | 自然観察日記
 花の部分をアップで見ると、日本のスギとは似ていますがかなり違いますね。花粉の量は多くなさそうです。この「杉」が植林されていたら花粉症など社会問題にならなかったかも知れないなぁと考えたり・・。でも、植林などで利用されている話は聞いた事がありませんから、材を利用するほどのものではないのでしょうね。私にとっての新発見は身近なところに沢山あります。

コウヨウザン 1

2008年06月09日 | 自然観察日記
 景勝地八木鼻の真下、五十嵐川に架かる橋詰めにそびえている高木です。古い民家の庭木として植えられているものでしょう。コウヨウザンという中国原産のスギ科の植物で庭園樹として古くから利用されているものだそうです。大木を古刹などで時々見かけます。
 この橋は何度も通っていました。何時も気づかず見過ごしているのに、この日はどうしたことでしょうか。同じような木々が立ち並ぶ林の中、向こうからその存在を主張するかのようにグーッと迫る感じで目に飛び込んできました。
 普段見えないのにあるとき初めて見えてくるなんていう経験は良くありますね。学ぶというのはそういうことなんだと思います。