森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

猛禽

2008年06月13日 | 自然観察日記
 コミスジの舞う林の上空に鳥の影が横切ります。見上げると形は猛禽です。何度か旋回するのですが、木々の隙間からではなかなかカメラのピントを合わせられません。こんなピンボケの写真を撮るのが精一杯でした。ハヤブサよりは大きいようですが、種名は特定できません。
 しかし、一瞬でも猛禽に会えるなんて凄い事です。とても嬉しい気分になります。豊かな自然の象徴ですから、そんな中にいられることに感謝です。


コミスジ

2008年06月13日 | 自然観察日記
 ツクバネウツギが咲く山道は蝶も舞っています。上手くカメラに収められたのはコミスジというタテハチョウの仲間。滑空するような飛び方をします。先回苦労したヒラヒラ舞うウスバシロチョウと違い、よく葉の上に留まります。
 コミスジは浅い山の林などによく出現します。奥深い山には見かけない、まさに里山の蝶。人の暮らしと深く関わって生きてきたのでしょう。食草がマメ科の植物なのだそうで、林縁にはフジとかノササゲなどが沢山あります。