苦手な方もおられるようですが、今回はヘビの話です。先日、山道を行くと岩の周りに草が生えている所にヘビが顔を覗かせていました。アオダイショウです。私もハッとしましたが、彼(女?)も驚いたのでしょう、気づくのが遅くて彼(女?)が逃避行動に出てしまいました。
草に覆われた形でよく分からなかったのですが、2mを越えるとても大きな個体と想い少々引いてしまいました。しかし様子がおかしいのでよく観察すると、実は2匹のアオダイショウが交接の最中だったのです。突然の私の出現で2匹のアオダイショウ、驚いたのでしょう別々の方向に逃避行動を起こして、長い一本のひも状になってしまったのです。いやいやながらの行動のようで交接部分が2匹をつなぎとめています。
未練があるのでしょうね。お互いがゆっくり離れるものですから、交接器がむき出しになってしまいました。こんな映像はめったに見れるものではないですね。美しい花を見た感動とは違うけれど、強烈な印象が残りました。大スクープです。
しぶしぶという態で逃げていくアオダイショウ、もっと早くに気づけば邪魔をしなかったのですが・・・。かわいそうなことをしてしまいました。アオダイショウの交接は3時間も行われるとか。実は自分の前に15分か20分前に人が通って行ったはずなのですが、それを考えると2匹が出会って営みを始めたばかりのときに邪魔をしたことになります。アオダイショウの繁殖が上手くいかなくなっては大変ですから、また再び会えることができるよう願ってやみません。