森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オニハマダイコン ①

2010年11月08日 | 自然観察日記
夏に新潟の海岸を散策したことがあります。その際に出会ったのがこのオニハマダイコンで、今までこの正体が分からなく悶々としていました。ようやくこの正体が判明し胸のつかえが降りたところです。
帰化植物でこれを記載してある図鑑類を見つけることができなかったことが理由で、植物研究の仲間に問い合わせて判明しました。

オニハマダイコン ② 花

2010年11月08日 | 自然観察日記
小さな花でルーペがないとよく分かりません。花の姿を見ても全体の印象からもアブラナ科の植物とは思い至りませんでした。世の中には想像の付かない未知のものが数多くあるものです。

オニハマダイコン ③ 若い果実

2010年11月08日 | 自然観察日記
不思議な形をした果実です。県内では10年ほど前に発見され、その後砂丘地帯に点々と姿を見るようになったようです。ロシア方面から入ったのではないかということを話される方もおられます。その後の調べで原産は北米にあるらしいことも分かりました。

オニハマダイコン ④ 古い果実

2010年11月08日 | 自然観察日記
一つの株にいろいろなステージが見られます。花が咲いている枝の下には木化した果実を付けた枝もあります。帰化植物の入り口は港ばかりでなく、漂着する種子などを考えると海岸全体なんですね。新潟県は海岸線が長い分、人知れず他国の植物が入ってきているところもあるかもしれません。