森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コハウチワカエデ紅葉

2010年11月19日 | 自然観察日記
紅葉も終わりに差し掛かりちょっと寂しい想いですね。里山は昨年よりは色鮮やかに錦を飾ってくれましたが、黄色系の葉が多い中ひときわ真っ赤に紅葉するコハウチワカエデ(と思われます)がぽつんと在ってその存在が極まっています。同じ種でも紅葉の良し悪しはには個性が出るようで、気候の要素もあるのでしょうが毎年同じとは行かないようです。特に赤色系のものにはムラが多い気がします。そんな中常に安定した表現をするものが選抜され園芸種となっていったのでしょう。そうであればなおさら自然の中でここまで綺麗に紅葉してくれたものに出会えたのは幸運だったのでしょうね。

におのある風景

2010年11月19日 | 風景
稲刈り後の藁などを積み上げたものを「にお」といいます。全国的に使われていることばなのでしょうか分かりませんが、越後ではカヤを刈ったあとにカヤ立てをしたものも「にお」と呼んでいるようです。先日、里山でカヤ刈りを行いそれを古民家脇に立てたものです。まもなく公園の里山フィールドミュジアムは閉園ですから、冬をすごし来春お客様を迎える里山のシンボルになります。今は訪れる人も少なく静かな晩秋のたたずまいを見せています。