まるで緑色の数の子みたい。丸い胞子のうがびっしり付いた胞子葉がスーッと伸びているハナワラビです。比較的明るい林の中に点々と見つかります。東山のファミリーランドという施設がありますが、そこに隣接する自然観察林のあまり人が踏み入らない植樹した場所が苔むしていますが、その中にこのハナワラビが沢山あります。
この時期に緑色をしていますからお正月の飾りに好まれて床の間に飾ることから別名「床ワラビ」などという地方もあります。落葉し森がすっかり明るくなったころにせっせと光合成するように適応した冬常緑性シダです。確かに雪に押されて変形しない間はなかなか形がいいですね。