丘陵公園の健康ゾーンにはポプラが何本かあって北海道の風景を連想させる丘もあります。もちろんそこに植栽されているいるのがポプラですが、おびただしいほどの尾状の雄花が落ちているのを目にすることはあっても果実を目にすることは今までありませんでした。しみじみ観察です。この実を割ると中から綿毛がもこもことでてきます。もちろん種子もあるのですが、時期になるとポプラから飛出す白い綿毛の正体を確認しました。
一種の枝変わりなのでしょう。モミジイチゴの枝の上部が葉緑素を持たないものになっている個体がありました。その枝につく葉がユニークで、一枚の葉を見事に色素のある部分と無い部分を真っ二つにした状態のものがありました。なかなか素敵な演出ですね。自然がなせる悪戯というか偶然が面白い・・。この上下の葉はいずれも葉緑素を持たない葉で、真っ白です。どうしたらこんな状態になるのでしょうか。緑と白、一般にこのような遺伝情報の異なる細胞が接する個体をキメラといいます。時々動物にも植物にもみられる不思議な現象です。