森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

モミジカラマツ 1

2011年07月18日 | 自然観察日記
カラマツソウの仲間で葉がもみじを連想させる掌状葉ですからこの名前がつきました。他のカラマツソウは丸い小葉が沢山ついた葉をしているのに変わった性質です。亜高山性の草本とされているようですが、魚沼の深山なら普通に見られます。

モミジカラマツ 2 花

2011年07月18日 | 自然観察日記
キンポウゲ科の花は花弁がないのですが、カラマツソウもご多分に漏れず花弁はありません。目立つのは白い雄しべ。非情に沢山あります。この花を見るときはほとんどが水辺、涼やかでいい花なのです。昔、渓流つりで未丈岳の沢に入った折、このカラマツソウが一角を埋め尽くして咲いていた光景がまだ目に焼きついています。一人感動を享受できる幸せ、この世の贅ですね。