川べりの公園にコブシの木があって良く見ると未熟な青い実が沢山ついています。どれも一つとして同じ形をしていない凸凹の実がついています。同行した人に「どうしてだろう?}と問いかけられました。
このモクレン科の種は種子植物の中の被子植物ではもっとも古い形の植物と考えられています。「種子」を作ることはできているとしても用意した胚珠(種子のもと)が全て種子形成に成功するわけでもなく、また種子を束ねる子房などのいわゆる果実が未発達で、一種の「出来損ない感」のある果実になってしまったままです。被子植物はその後出来損ないを修正するべく左右対称のような均整の取れたものに進化していったということだと思います。
このモクレン科の種は種子植物の中の被子植物ではもっとも古い形の植物と考えられています。「種子」を作ることはできているとしても用意した胚珠(種子のもと)が全て種子形成に成功するわけでもなく、また種子を束ねる子房などのいわゆる果実が未発達で、一種の「出来損ない感」のある果実になってしまったままです。被子植物はその後出来損ないを修正するべく左右対称のような均整の取れたものに進化していったということだと思います。