イヌショウマ

里山フィールドミュージアムではサラシナショウマがそろそろ花が終わりに近づいている時期でしたが、この仙石原植物園でも花がいくつか見られました。同じ種がここにもあるのかと感心しましたが、やや小柄な感じがしましたね。そのわきにイヌショウマというのが展示されていて目を引きました。花はすでになくて葉と実の観察です。小葉は大きく数が少なく実の付き方も荒っぽく少なめです。

イヌショウマ 実

関東から関西当たりの太平洋側山地に自生するとあります。もちろん自生のものは観察したことはありませんが、サラシナショウマと似たような形態をもつ種だということがわかります。実の先端が尖りキンポウゲ科独特の形質を示します。

イヌショウマ 花後直後の実

一見つぼみのようですが花が散った後の花托が残っていてこれが落ちると下部のようになります。