森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマトウキの花

2016年02月13日 | 自然観察日記
高山にきて厄介な一つがセリ科の花の識別です。同じような花が咲いてそれも種類が沢山あるので慣れないとかなり苦労します。花の形や色や葉の形などで識別すrのですが時々怪しくなります。そこで、臭覚が登場するのですがトウキの香りが頭に入れば葉の先をちょっとつまんで確認するという手があります。もっともトウキの仲間もいろいろあるので細かな同定までは資料を片手に調べる必要がります。ほとんどの場合そこまでは要求されませんから、ミヤマトウキとせいぜいホソバトウキを見分けられれば事足ります。ミヤマトウキは高山植物、低山や山地帯には少し大型のトウキガが生育しています。香りは同じですね。

ミヤマトウキの葉

2016年02月13日 | 自然観察日記
下部の根出葉は3回3出複葉ですが、上部の先端の葉は3裂していてこまかな分裂はしていません。光沢がありセリ科の中ではそれほど複雑な葉ではないと思います。草丈はせいぜい60cmくらい。