森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ハッポウタカネセンブリ

2016年02月27日 | 自然観察日記
小さな花ですがとても魅力的な花です。ハッポウタカネセンブリ。タカネセンブリという種を知りませんので何がどう違うのかは判然としませんが、どうやらこの薄紫色の花弁がものをいうような印象です。八方尾根を中心に狭い範囲で生息しているようです。
八方尾根には「ハッポウ・・」という種がいくつもあります。いかにこの地域が変異を生じやすい地域かを物語っています。それほど環境の圧力が強く種に影響を及ぼしているとみることができます。

ハッポウタカネセンブリの花

2016年02月27日 | 自然観察日記
花の大きさは1cmに満たない数ミリ範囲。しかし、茎頂にたくさんの花が付きますから、なかなかいい感じです。決して多い花ではありません。登山道わきにところどころ花を見せてくれています。でもどれだけの人がこの花に気づいているのでしょうか。