サクラソウ科のユキワリソウです。個人的なこの時の目的はこのユキワリソウを観ること。そして、できればハクサンコザクラもと考えていましたが、八方池までの尾根にはハクサンコザクラが確認できませんでしたから目的半分といったところ。それでも、ケルン手前の岩のゴロゴロした雪田植生にユキワリソウを見つけた時は内心有頂天でした。ユキワリソウの実物をしみじみ観る機会がなかったので目的がかなった喜びが強かったのでした。写真でイメージしていたものに比べ小さいのに驚きました。尾根コースも決して多くの個体があったわけではないのでハクサンコザクラの群生する美にはかないませんでしたが、可憐な花の愛おしさを感じた次第です。
葉は根生葉で数枚柔らかそうな数cmのものが出ています。高山植物ですが北アルプスに特有なものでもなく全国的に高山の湿った岩場などに生育しているのだそうです。
紛らわしいことにキンポウゲ科のオオミスミソウなどにもユキワリソウという名が付けられています。丘陵公園では雪割草と漢字を使うことが暗黙の了解でサクラソウ科のものと区別する意識があります。誰が提案したのかは定かではありません。いずれにせよ、キンポウゲ科の種もサクラソウ科の種も雪を割って芽を出してくるという印象がないのです。雪のあるような季節春早くに咲くというような意味合いだけなのでしょう。真に雪を割って芽を出すカタクリなどに雪割草という名が付けられれば説得力もあるのですが・・・。
紛らわしいことにキンポウゲ科のオオミスミソウなどにもユキワリソウという名が付けられています。丘陵公園では雪割草と漢字を使うことが暗黙の了解でサクラソウ科のものと区別する意識があります。誰が提案したのかは定かではありません。いずれにせよ、キンポウゲ科の種もサクラソウ科の種も雪を割って芽を出してくるという印象がないのです。雪のあるような季節春早くに咲くというような意味合いだけなのでしょう。真に雪を割って芽を出すカタクリなどに雪割草という名が付けられれば説得力もあるのですが・・・。