森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ハタガヤ

2016年11月04日 | 自然観察日記
笠島の海岸の砂地の場所の一角がこのハタガヤで埋め尽くされていました。しかし、地面に同化していてそこにハタガヤが生育していることを気づかずに踏み歩いている人がほとんどです。草糧も低いし色も地味。個体数はたくさんあるのに存在感がまるでありません。

ハタガヤの穂

2016年11月04日 | 自然観察日記
花というべきか実というべきか・・。茎の先端に花序が形成され開花結実して次世代に引き継がれます。カヤツリグサ科の1年草です。海岸ばかりでなく都会の荒地などでも見られます。こういう植物がいてこそ裸地が次第に緑地へと変わっていけるのです。まさにパイオニア植物です。