糸井川の奥、蓮華温泉の先に平馬の平を一周するコースがあります。そのコース内にカモシカ展望台という北アルプスの北部を展望する場所があります。そこまではさほど高低差がなく途中にヒメコマツやクロベなどの奇木・大木が生える針葉樹帯があり原始の雰囲気も味わえる私のお気に入りの場所。そこにご高齢の方を含め十数名を案内しました。9月も末、悪天候が続く中なぜかこの一日だけが晴れて一行を温かく迎えてくれました。今年の紅葉は遅いという話がありあまり期待も持たずに行きましたが、朝日岳から小蓮華岳への尾根の稜線付近は赤く色づき、大展望を存分に楽しむことができました。かつては山女や山男であっても、今は一人では来れないという方が主ですから久しぶりの雄大な景観に参加者は大いに満足されたようです。
中央のピークが朝日岳でしょうか?若いころ苦しい思いをして登った思い出があるのですが、今はその記憶も薄れてきました。雨が降ったりまた晴れたり、あまり眺望が利かなかったことやへたばって休んだ場所にノウゴウイチゴが沢山ありそれをいただいて元気を取り戻したことが思い出されます。あれいらいノウゴウイチゴは特別な存在で出会う旅にこの時のことが脳裏をよぎり感謝をしながらいただいています。
この朝日岳に行くには目の前の沢にいったん降りてまた登り返す必要があります。この下りと登りが辛かった・・。
この朝日岳に行くには目の前の沢にいったん降りてまた登り返す必要があります。この下りと登りが辛かった・・。
9月下旬の稜線下の紅葉はまずまずの状態。カモシカ展望台と名付けられた場所は遮るものがないので照り付ける太陽に熱中症に気を付けてのおにぎりタイム。ほおばりながら景色を眺め会話をしてまさに心の洗濯ですね。