平標には２種のイチヤクソウを確認しました。１０００ｍを超えてからでしょうか、コバノイチヤクソウが顔を出します。個体数は多くないのですが登山道わきの草むらに見つけました。本来ならばまっすぐに立ち上がってくるのでしょうが、草藪の中にあっては花茎がまっすぐに伸びられない様子。花茎につく花数がやや多くつき葉が小さめです。
コバノイチヤクソウとなじくイチヤクソウのめしべは真っすぐではなく湾曲しています。イチヤクソウ属の面白い特徴です。いづれも群生する性質は無いようで林内に点々と生育する習性があります。