ホクリクネコノメソウ

ホクリクネコノメソウはヤマネコノメソウに比べは新潟県内では普通種です。やや踏み込んだ山間の湿った場所に見られます。まだ、木々があまり芽吹かない時期に出かけるとよく目につきます。それほど高密度で密集することはありませんが時にこのような群落に出会います。

ホクリクネコノメソウの花

過去にも取り上げてはいますが、派手ではないもののこの季節はとても美しく見過ごすことはできません。

ホクリクネコノメソウの花拡大

花弁はなくがくが4、おしべが8本、めしべ１本。４数性。葯の色が暗紫色であることも特徴です。

ホクリクネコノメソウの葉

長く伸びた枝先に対生する茎のない丸い葉が特徴です。日本海側に分布する種ですが、軽井沢でも確認していますから幾分内地にも生育しているようです。