シラキの新芽

新潟県内では特異な分布をするシラキです。弥彦山塊で見たものですが赤い新芽が美しく魅入ってしまいました。把握している範囲では弥彦山塊と村上の一部そして佐渡に生育していてめったに見られる種ではありません。トウダイグサ科の種でほとんど草本の中この種は木本で、そういう点でも妙味深い種です。

芽吹いたシラキの低木

尾根筋には亜高木が見られましたが、沢筋は３ｍから４ｍほどの低木で多数分岐した枝先に赤い新芽がちりばめられています。周囲の木々に比べ芽出しは少し遅く程よい色彩を与えていました。シラキの花はもう少し後になります。実は直接花を見たことがなく簡単に出会えない種でもあってなかなかタイミングが合いません。今回はつぼみも確認できずじまいでした。

シラキの樹形

シラキは灌木状になる樹種のようです。細かな枝を根際からたくさん出している株を見つけました。時に単木で成長している樹もあるようです。

シラキの樹肌

樹肌は滑らかで白いのシラキなのでしょうか？個性的な樹ですから比較的目立ちます。