ムラサキタカネアオヤギソウ

シュロソウ科シュロソウ属の一つです。高山で見られる種にタカネアオヤギソウがありますがこの花の紫色の種をムラサキタカネアオヤギソウというイメージを持っていたのですが、山地帯に見られるシュロソウの高山形をいうようです。従ってタカネシュロソウという名前もあって同じ種です。ややこしいですね。まだシュロソウというのを観たことがないのですが、花は紫褐色だそうです。色彩の系統からはタカネシュロソウが分かりよいようです。実をいうとシュロソウとアオヤギソウは同じシュロソウ属ですからごく近い仲間です。

ムラサキタカネアオヤギソウの花序

この系統の色の花はあまりありませんから目に止まりやすいものです。蛇紋岩の岩場の隙間などに見られました。

ムラサキタカネアオヤギソウの花

終わりかけですが、花は両性花のようです。雄花もあるということを後で知りましたが写真としては記録できていません。

ムラサキタカネアオヤギソウの葉

根元を確認することができませんでしたが、シュロ網が付いているはずです。

シュロソウ？

山頂手前の草付きに高径の紫褐色の花をつけている個体がありました。ムラサキタカネアオヤギソウにしては極めて背が高く生育している環境も前述の個体に比べ違いがありそうです。ネット上の識者のコメントにシュロソウやタカネアオヤギソウなどは良く混在するというのがありますからシュロソウと見た方が良いようです。木道を離れていろいろ調べるわけにはいきませんでした。