森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クロトウヒレン

2022年01月17日 | 自然観察日記

アザミやトウヒレンの仲間は種類が多く最近では研究が進み多くの種が記載されていますからうかつなことが言えない分野になりました。至仏山にクロトウヒレンが自生しているかどうかの過去データを見つけていませんが、目の前にあるこの個体は私の知見ではクロトウヒレンになります。ただ、今まで見た個体は比較的荒れ地で風当たりが強いせいか小さめでしたから生育環境と茎の高さが高いのが気になります。幾分高径種との競合をしなければならない場所ですから適応したのでしょうか。