中部以北の高山帯で普通に見かけるヨツバシオガマです。至仏山ではタカネシオガマという岩場に見られる珍しいシオガマもありますが、このヨツバシオガマは湿った草地など湿地環境によく出てきます。ハマウツボ科に分類される半寄生植物とされます。自らも光合成をおこないかつほかの植物に寄生もしているという生態をしています。ハマウツボ科の種はこの特性がありますのでシオガマも同じ性質があるのでしょうがどの種に寄生しているのか分かりません。周囲にはイネ科植物が多くありますから、ナンバンギセルのようにイネ科に寄生しているのでしょうか。