オウレン

雪が消えると野山を歩きたくなります。まだ残雪があちこちある中でも早々と芽を出し開花してくる花の一つにオウレンがあります。

オウレンの両性花

よく観察するとオウレンの花は２種類あります。これは両性花で発達しためしべとおしべが見られます。

オウレンの雄花

この花にはめしべが見られません。おしべだけの雄花になります。一つの株に両性花と雄花が混在するという性質を持っているのです。

オウレンの葉

日本海側に自生するオウレンはキクバオウレンともいわれる種です。太平洋がの西日本を中心にセリバオウレンという種が見られるそうです。決め手の一つが１回三出複葉がキクバオウレン、２回三出複葉がセリバオウレンなのだそうです。この種は１回三出複葉になっています。とはいえ日本海側の個体にも２回三出複葉のものがあるようなのでセリバオウレンが自生しているのかもしれません。個人的には確認したことがありませんが・・。