色の濃いエンレイソウ

国上山山麓を歩いた時に出会ったエンレイソウです。ところどころに自生しているエンレイソウはすべてが同じ色調ではないにしても概して花被片の色調は濃いエンジ色です。中越地域の薄い色の個体群と比べてみるとかなり特徴的だと思います。

エンレイソウの花拡大 健全なおしべが６本

花を拡大してみてみました。エンレイソウはがくが３枚あり花被片は欠損していてありません。健全なおしべが６本あります。

おしべが３本のエンレイソウの個体

いくつか観察していると、おしべが３本しか発達していないものがありました。めしべの色も白く他の株とは違っていて、こういう個体変異もあるのかなという感じで見ていました。種によっては両性花と雄花とかという組み合わせがあるのですが、エンレイソウも花には２形があるのでしょうか。前出の個体ともめしべは健全そうですからおしべの機能に差が出ているのかもしれません。

エンレイソウのがくを裏から

おしべが３本しか発達しない個体を花の裏から撮ったものです。この株は色調が斑状態なのですが、裏側もがく片の色調は斑です。