枯れ木に着くベニチャワンタケ

春のキノコは少ないのですがベニチャワンタケがありました。色鮮やかなキノコは春の山野草と一緒になって華やかさを演出してくれています。

ベニチャワンタケの外面

あまりチャワン状になってはいませんが、この種はしばしばこういう形質を示します。内面と外面は色調が異なり、内面は色鮮やかな赤い色で外面はかなり白っぽくなっています。胞子を作るところは外面にあるようです。きのこと言われる仲間の扱いを受けていますが、子嚢（のう）菌というグループで一見キクラゲと同じ仲間という印象を持ちますがかなり異なるグループの菌なのだそうです。広葉樹の枯れ木によく着いています。

早春の形態 ①オオバタネツケバナのロゼット

早春に見られた山野草の形態です。オオバタネツケバナは明るい林の中で少し湿った場所に見られます。

早春の形態 ②ダイコンソウのロゼット

ダイコンソウは林の縁などに見られます。まだほかの植物が芽生えてこないうちにきれいなロゼットを見せていました。

早春の形態 ③スイバの銅葉

日当たりの良い場所に生育するスイバは赤く色づいています。いわゆる銅葉で強い紫外線から身を守っていると考えられています。