唄の題名にもなっているニリンソウです。キンポウゲ科のこのグループには一輪があったり二輪があったり三輪もあります。さらに、一輪はキク咲きがあったりアズマがあったり、単なるイチリンソウもあり、なかなか大変なグループですね。長岡にはサンリンソウは見かけませんがその他全て見ることができます。
ニリンソウ、このグループででは唯一山菜として利用することが出来ます。大きな群落を作って収穫しやすいので重宝するのですが、なぜかこの群落の中にトリカブトが混生していることがあるのです。まるで、毒草と一緒に生活して身を守るかのような生態が面白いのですが、くれぐれも気をつけて採取することにしましょう。
ニリンソウ、このグループででは唯一山菜として利用することが出来ます。大きな群落を作って収穫しやすいので重宝するのですが、なぜかこの群落の中にトリカブトが混生していることがあるのです。まるで、毒草と一緒に生活して身を守るかのような生態が面白いのですが、くれぐれも気をつけて採取することにしましょう。
小さな小さな花です。日陰の湿ったところに生えるものですから本当に目に付かない存在です。でも、名前がユニークなのか結構知れ渡っていて、あるいは茶花などに利用する人もいたりで結構売れっ子です。
これはコシノチャルメルソウという日本海側の植物で、日本海側の植物相の一つの指標となっているものです。新潟ではどこにでもありますからちっとも珍しくはないのですが、他県の人から見れば、目を丸くするものかもしれません。とにかく変わった形の花ですが、花から「ちゃるめら」を想像することはできませんね。
これはコシノチャルメルソウという日本海側の植物で、日本海側の植物相の一つの指標となっているものです。新潟ではどこにでもありますからちっとも珍しくはないのですが、他県の人から見れば、目を丸くするものかもしれません。とにかく変わった形の花ですが、花から「ちゃるめら」を想像することはできませんね。
長い葉の植物は地味で見分けも難しいことからいつも敬遠されています。それでもたまには陽の目を見せてあげないといけないですね。山道の斜面などに細長い葉が沢山垂れているスゲがあったらショウジョウスゲと考えていいでしょう。赤褐色の小穂が赤みを帯びていることから「猩々スゲ」とされるのだそうですが、慣れた人でないとその意味が飲み込めません。私は、この長細い葉を歌舞伎の猩々の舞いで振り回す髪の毛の印象で覚えています。
余談ですが、「しょうじょう」という名がついたショウジョウバカマをある園芸売り場で「少女袴」という名札で売られていたという話を聞いて笑ってしまったことがあります。和名の由来を調べると感心させられたり面白いことが多々ありますが、時間とともに意味が分からなくなっていくものなのでしょうね。
余談ですが、「しょうじょう」という名がついたショウジョウバカマをある園芸売り場で「少女袴」という名札で売られていたという話を聞いて笑ってしまったことがあります。和名の由来を調べると感心させられたり面白いことが多々ありますが、時間とともに意味が分からなくなっていくものなのでしょうね。
季節によりタイプの異なる花をつける変わり者です。センボンヤリというキク科の小さな花。名前とはかなりかけ離れた感じですね。春のタイプは両性花で普通の野草の花をつけます。これが秋のタイプの花になると花弁はなくいわゆる閉鎖花で、それが槍のように長々と伸びてきて40cmくらいにはなるでしょうか、大変身します。
若い樹は肌が緑色をしていることからウリハダカエデといわれます。大木にはなりませんが里山には普通にあるカエデです。この季節は比較的地味な花をつけています。木々の葉が展開していませんので地味な花でも良く目に付きますね。
山菜として人気の高いコゴミです。和名はクサソテツ。フキノトウが終わり山菜取りの人が狙いをつけるのがウドやゼンマイ・ワラビなどですが、コゴミも主要なターゲット。湿った場所に群生をしていますから採り易い存在です。
タムシバがまだ花を残しています。もう終わりでも不思議ではないのですが・・・。気候がおかしいですね。ところで、コブシに似ていますからしばしば混同してしまいます。長岡の東側にはコブシは余り見られず多くはタムシバです。しかし、西山丘陵はタムシバとコブシが混在していて、ちょっと面白い地域になっています。
大形の目立つ花ですから昆虫などを意識したものでしょうが、タムシバの花には蜜がありません。花粉も先端に付けるのではなくおしべの両脇に生じます。いずれも原始的な形態とされ、モクレン科の花は被子植物の初歩的な花ということになっています。それでも 雄しべと雌しべの熟すタイミングがずれていて近親交配を出来るだけ避けている工夫が見られます。
一冬越したドングリが発芽しています。おそらく発芽の初めは昨年の秋なのでしょうが、寒さで休止した作業を再び開始している模様です。日に当たり子葉は赤く染まってドングリとは気づかないほど。面白いですね。種子には胚乳という「弁当」があるのですが、コナラやマメなどには栄養を子葉に溜めて「弁当」にしています。こういう種子を無胚乳種子といいますね。
特に長岡の近辺に見られるのは花数が多いのが特徴のような気がしています。この個体は約30個以上の花がついていました。オオイワカガミといえどこれほどの花数はないものが多いのではないでしょうか。(調査不十分ですから確かなことは分かりません)
新葉の展開も面白いですね。それにとても綺麗です。オオイワカガミには厄介な病気がつくことが多くて(かっぱん病)、昨年は大流行しました。葉が溶けてしまうのです。今年はかなり厳しい冬でしたから菌の活動が抑えられて、被害が少なくなることを期待しています。