森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コシオガマ

2018年10月27日 | 自然観察日記
半寄生植物と言われるコシオガマが丘陵公園の一角に自生しています。もともと自生していたというより工事に基づいて移入してきた種のようで新たに道路を作り開園したエリアに近い場所で見られます。秋の花の少なくなる季節に咲く種でその後の推移を観察していますが、急激な増殖をするような気配は今のところありません。一時は外来の帰化種かと誤解していた時期もありましたあが、県内では広く日当たりのよいところで自生していることが分かりました。広く分布が見られるようですが、低海抜地域に自生していて高所には見られないようです。

コシオガマの生育環境

2018年10月27日 | 自然観察日記
ときどき草刈りを行うような日当たりのよい場所に生育しています。ススキなど高径の草本がない場所で生育が認められます。ハマウツボ科の半寄生植物とされますが、何に寄生しているのかが不明です。

アオイヌシメジ

2018年10月26日 | きのこ・菌類
青みがかった小型のキノコです。実は毎年見かけるキノコとそうでないキノコがあります。アオイヌシメジは出会えそうで出会えないキノコです。もっとも真剣に探す努力をしないと無理なのでしょう。

クサウラベニタケ

2018年10月26日 | きのこ・菌類
めったに見ないキノコとは逆に毎年見かけるキノコもあります。クサウラベニタケは今年も大量に発生しました。新潟のキノコ中毒の代表格のものはよく知られています。

クサウラベニタケの裏面

2018年10月26日 | きのこ・菌類
食用にされるウラベニホテイシメジと間違えて採集されると考えるのですが、今年見た個体は私も間違えそうな大型で質感もそっくりな個体がありました。ただ茎の充実ぶりが足らない感じでしたからクサウラベニタケと判断しました。間違えやすいキノコだということを体感しました。そういうこともあると考えて私はウラベニホテイシメジも食用にはしていません。眼力がまだ十分でないと心得ています。

チチタケ

2018年10月25日 | きのこ・菌類
チチタケも今年多く発生しているキノコの一つです。傷をつけると白い乳液を出します。栃木県ではチタケと呼び大変人気があるキノコですが新潟ではあまり知られていません。新潟はなんといってもアマンダレ(ナラタケ)ですね。

チョウジチチタケ

2018年10月25日 | きのこ・菌類
チチタケの仲間ですがこの種は食用にはなりません。同心円様の模様が特徴です。傷をつけると白い乳液を出します。同じような種でカレーのような臭いのするものがありますが、これはニオイワチチタケと言います。

カグラテングタケ

2018年10月24日 | きのこ・菌類
今年特に目についたキノコの一つです。発生が珍しいとか県によっては絶滅危惧種あつかいだとかといううわさ話も耳にしますが、丘陵公園周辺ではしばしば目にすることができました。