森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

白花ナガハシスミレ

2021年04月23日 | 自然観察日記
今回の散策で白い花のナガハシスミレに出会いました。タチツボスミレの白花種は何度か観ていますが白花のナガハシスミレは初めてのことでした。コース中ほどのやや急な坂道になるあたりに見られました。

オオタチツボスミレ

2021年04月22日 | 自然観察日記
新潟では定番のスミレでまた誇るべき郷土の花だと思います。県内のスミレ類は多く目を引くものが多くありますがオオタチツボスミレもその中に入れたいと思います。主に日本海側の自生していて東北から山陰まで見られるそうですが、個体数の多さは多分新潟県は上の方です。

オオタチツボスミレの花

2021年04月22日 | 自然観察日記
花は澄んだ青い花。幾分薄めの花で優しさを感じます。花としてはかなり大きく感じます。時に群生していることがありますが、今回の弥彦山西照寺コースでは見当たりませんでした。この種はやや湿り気のあるばしょを好むようですから水はけのよい弥彦山は沢筋以外には生育しずらいのかもしれません。

オクチョウジザクラ

2021年04月21日 | 自然観察日記
先日埼玉の宝登山で観たチョウジザクラと対比するとより深く理解できます。季節的にもう花は終わっていて葉桜状態です。しかしがく筒は健在で長めの形質を確認できます。

オクチョウジザクラの花

2021年04月21日 | 自然観察日記
探せばあるもので、ほんとに遅れて咲いた花を見つけました。少し大きめの樹で径が10cm以上ありました。その下部の小さな小枝に咲いていました。花弁はヤマザクラと同じ程度の大きさがあります。

ヤマザクラ

2021年04月20日 | 自然観察日記
サクラの時期も今年は後半でした。それでも山には桜の花があちこちに見られます。何ザクラか調べるために藪に入って低いところから出ている枝をつかんで調べてみました。ヤマザクラでした。新潟県内にはヤマザクラはあまり多くないという話なのですが弥彦山塊にはヤマザクラは普通に自生しているようです。

ヤマザクラの花

2021年04月20日 | 自然観察日記
サクラということは誰が見てもすぐわかるのですが、サクラを分かるには大変難しいものがあります。何年花を見ていてもやっぱりわからない。少なくとも人里に近い山で会うサクラの何割かは分からないことがしばしばです。人によっては自生か自生のように生育しているサクラは100種はあるのではと言いますからわからないのが当然といえば当然のことかもしれません。

ヤマザクラの葉

2021年04月20日 | 自然観察日記
葉の形は楕円形で先端が尖っています。全体に毛がなく光沢を感じる葉もありました。しかし、完全に無毛ということであありませんでした。別個体でわずかな毛があるものも見られました。

コシノカナオイの群落

2021年04月19日 | 自然観察日記
コシノカンアオイの群落です。こんな場所を数か所見ましたカンアオイの大変多いコースだと思いました。単独であるいは数個体で生育している場所も多くあります。同じような大きさの個体の集団ですから種子が散布され一斉に発芽し出来た群落のようにみています。地下茎が分岐し発芽し密生することもあるでしょうから、果たしてどうでしょうか。