新潟では定番のスミレでまた誇るべき郷土の花だと思います。県内のスミレ類は多く目を引くものが多くありますがオオタチツボスミレもその中に入れたいと思います。主に日本海側の自生していて東北から山陰まで見られるそうですが、個体数の多さは多分新潟県は上の方です。
花は澄んだ青い花。幾分薄めの花で優しさを感じます。花としてはかなり大きく感じます。時に群生していることがありますが、今回の弥彦山西照寺コースでは見当たりませんでした。この種はやや湿り気のあるばしょを好むようですから水はけのよい弥彦山は沢筋以外には生育しずらいのかもしれません。
サクラの時期も今年は後半でした。それでも山には桜の花があちこちに見られます。何ザクラか調べるために藪に入って低いところから出ている枝をつかんで調べてみました。ヤマザクラでした。新潟県内にはヤマザクラはあまり多くないという話なのですが弥彦山塊にはヤマザクラは普通に自生しているようです。
サクラということは誰が見てもすぐわかるのですが、サクラを分かるには大変難しいものがあります。何年花を見ていてもやっぱりわからない。少なくとも人里に近い山で会うサクラの何割かは分からないことがしばしばです。人によっては自生か自生のように生育しているサクラは100種はあるのではと言いますからわからないのが当然といえば当然のことかもしれません。
コシノカンアオイの群落です。こんな場所を数か所見ましたカンアオイの大変多いコースだと思いました。単独であるいは数個体で生育している場所も多くあります。同じような大きさの個体の集団ですから種子が散布され一斉に発芽し出来た群落のようにみています。地下茎が分岐し発芽し密生することもあるでしょうから、果たしてどうでしょうか。