山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

森林ウォーク

2009-08-17 19:19:52 | 旅行・散策
春野町にある岩岳山ふもとまでを約20人くらいで歩いた。木陰が多く、この暑さでも歩きやすい。所々に勢いのある滝が見られたり、イワタバコの花やキノコも見られたり、ヤマビルの攻勢にたじろいだり、有意義な一日となった。企画・準備・運営を市民が担ったのだった。
 残念だったのは、行政も共催のはずなのに一人も来なかったことだ。来れなければ連絡ぐらいはしてほしい。必ず来てくれと言っているのではない。汗を流す住民への配慮が伝わってこないのが問題なのだ。
 この企画は市民と行政との協働で実現したもので、今回も打ち合わせや下見・草刈やメールでの情報交流などを住民が事前にやってきた。
 市民がはつらつと手弁当で準備も運営もそれぞれでやっている。そのきっかけをつくったのは行政の優れた手腕だった。しかし、市民が担うのが当たり前になってしまって、行政が市民への配慮を失うとそれは協働の形骸化の始まりだ。丸投げするには、それなりのプロセスが必要だ。
 活躍する市民の姿に謙虚に学ぶ役人でないと市民からの信頼も得られない。しっかりと市民とつながれば、今以上の成果がおおいに期待できるのに、もったいないことだ。ささいなところに、役所の鈍感力が露呈してしまう。役人はまちづくりのプロであることを肝に銘じ、住民の希望を育てる情熱を示さなければならない。
 元公務員の武兵衛は、内部の体質がわかるだけに、怒りが収まらない。
 
コメント
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