先日、見事な石灯籠に出会った。春日神社の石灯籠様式を基礎としながら、現代アートに高めた力作だ。
普通は、火を入れる「火袋」やその下の「中台」は、六角や八角が多いようだが、これは四角になっている。また、一番下の「基礎」部分に龍を浮き彫りにしているのが珍しい。
「火袋」の側面を飾る唐獅子、「中台」の干支らしき動物、「基礎」の龍といい、作者の並々ならぬ入魂振りが伝わってくる。普通は、様式がパターン化しているのだが、その伝統を踏まえながら自らのパトスを創造しているのが素晴らしい。
石灯籠といえば、つい回帰趣味に終わってしまう中で、この新しいチャレンジに思わず唸ってしまった。(川崎市高津区)
普通は、火を入れる「火袋」やその下の「中台」は、六角や八角が多いようだが、これは四角になっている。また、一番下の「基礎」部分に龍を浮き彫りにしているのが珍しい。
「火袋」の側面を飾る唐獅子、「中台」の干支らしき動物、「基礎」の龍といい、作者の並々ならぬ入魂振りが伝わってくる。普通は、様式がパターン化しているのだが、その伝統を踏まえながら自らのパトスを創造しているのが素晴らしい。
石灯籠といえば、つい回帰趣味に終わってしまう中で、この新しいチャレンジに思わず唸ってしまった。(川崎市高津区)