山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

祖霊舎が山里の廃屋で留守番!?

2012-03-04 21:08:23 | 歴史・文化財
 山深い眺望の良い春野町の廃屋で「祖霊舎」らしきものを見た。
 神道では死者の魂は子孫を見守るものとして家に残り、「霊代(ミタマシロ)」という位牌(仏教でいう)のような器に移され、この神棚に納められるという。

 現在この立派な家屋敷を守っているのは、この小さな「祖霊舎」だけである。
 これが玄関頭上に配置されるべきものかは定かではないが、とりあえずそれで荒廃を防ぎ、静かなたたずまいと威厳とを保持している。



 街なかではこうした標識を見ることはなかなか少なくなった。
 時代という押し寄せる波は、ときに津波となって過去を清算してしまう。

 そんなときどういうものを構築するべきかが我々に問われている。
 それを受け止められる感性を研かなければならない。
と思いながら、きょうもよだれをたらしながらうたたね寝をしてしまう。
コメント
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