山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

都会に生き残るハンノキ

2012-03-10 20:57:09 | 植物
 都会の路地裏探検でポツンと孤立した「ハンノキ」を発見(カバノキ科)。
 林立する瀟洒な建物群に圧倒されながらもなんとか永らえている一本の樹。
 きっと、まわりからは注目されていないくらい地味だ。
 つまりオイラみたいなもんだ。なるほど。

                 

 ここは昔、里山であり、谷側であったことをハンノキは証言している。
 ハンノキは湿地を好み、田んぼの近くにもよく見られた木だ。
 密集する住宅街の坂道でハンノキがあるなんて久しぶりの大発見である。
 ひょっとするとむかしはここらに小川が流れていたかもしれない。

                    

 ハンノキは「ヤシャブシ」とそっくりだが、実についている柄があることで見分けられる。
 ヤシャブシは柄がない。

 雄の実はひょろひょろ長くて木の下に落ちて踏んづけられる運命だが、雌の実は染料(タンニン)やアレンジメントに使われたりして用途が広い。
 やっぱり。
 
                   
 
コメント
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