山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

弁才天の石仏が川の中に、なぜ?

2013-02-17 14:14:30 | 石仏・石造物
 マロンさんの通勤ルートだったという愛知県設楽町清崎の豊川沿いに車は急いだ。
 通勤していていつも気になっていた石造物が川の中ほどにあるという。
 この石造物だけを見るためにわれわれは静岡から出かけたのだ。
 確かに、石垣で突出した祠が見えてきた。

   
 釣りの大会があるというので、釣り人が近くで場所を確保していた。
 マロンさんが気になるわけに納得のたたずまいの祠。
 巨岩を踏み越えて石像に近づいてみる。

         
 なんとそれは琵琶を持っている弁才天、弁天さまだった。
 弁天様は七福神の神でふつうは坐像のはず。
 立像は珍しい。

               
 顔はふくよかな笑顔だった。
 われわれは川の犠牲者の鎮魂の石碑かと推測していた。
 
 弁天さまは、学問・技芸・雄弁・戦勝・蓄財の神というが、じつは古代インドの神様で「水」「川」の神様だという。
 これで納得。
 上流の7箇所に弁才天が奉られているという。

 この石像の国道257の反対側に馬頭観音・役行者の石仏群を発見。
 ここは交通の要所だったに違いない。
 マロンさんのこだわりと好奇心に感謝。
 こういう好奇心を忘れたらいかんと痛感した石仏ツアーだった。
 
コメント
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