山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

美術館みたいな渋谷ヒカリエ

2013-02-27 18:49:47 | 風景
久しぶりに渋谷に出かけた。
 昨年4月に開業した話題の東急系総合施設「ヒカリエ」を覗いた。
 ガラス越しから外を見たら、どんどん工事が進行形だ。

 開発が遅れていた東口だが、その先に国連大学・青山劇場をはじめ市民活動の情報センターも貴重な存在。
 あまり商業主義一色にしてほしくない。

 
 矢沢永吉が肺腑で歌う<アンジェリーナ>。
 「雨をポケットに詰めこんで  窓の都会を見つめてる
 泣かないで アンジェリーナ  そばにおいで
 心の壁を乗り越えておいで  Baby」

      
 松本隆の作詞が五感を震撼させる。  
 「愛してるお前を 背中越しにそっと抱いて
 孤独のボタンを 外してあげる
 誰もが傘で顔隠し 時に追われて生きている」

            
 作曲の矢沢永吉のメロディーがまた秀逸である。
 しかし、店内のレイアウトは感傷に浸るひまはない。
 アーティストが腕をふるって配置の競演を決めているからだ。

    
 積み木をポンと積んだ建物みたいだが、中身は重厚だ。
 ただし、労働者諸君には見るだけになりそうだ。
 (となりの消費者金融看板がせっかくの美観を台無しにしている)
 都会ばかりに資本が集中していて地下までも穴掘りしているが、ついでに、わが荒野の石も掘ってもらいたいものだ。

 今は春野に滞在だが、また週末には法事で都会人になる。
 ときどき、文化と資本と感性が集積された都会を見るのも必要だ。
 ただし、大地を忘れてはいけないと天の声。

コメント (2)
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