山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

茶畑の半鐘

2014-09-13 20:57:35 | 特産品・モノ
 小高い茶畑の奥に沢から引いた浄水場がある。
 そこへ行くための道路を地元住民が支給された生コンで舗装する予定になっている。
 ただし生コンダンプが左折できないので道路を拡張し、そばにあった火の見櫓を撤去することとなった。

       
 最近は火の見櫓の半鐘を盗む被害が多発しているそうだ。
 その意味でも半鐘を管理保全しようということになった。
 またテレビのアンテナ線も高く移動する工事(18万円の工事費)も行われた。
 道路拡張工事もあわせ、すべて地元負担である。

                      
 半鐘は「中山式」特許ということだが、その特徴がわからない。
 長野や新潟にもこの中山式半鐘が見られるようだが、「中山半鐘製作所」が広く販売しているようだ。
 本体に「1991 320」という数字の刻印が見られるが、90年代に作られたものなのだろうか。

         
 戦時下で半鐘も供出させられたらしいので、今ある半鐘は意外に新しいのかもしれない。
 それにしても、過疎地での住民負担は大きいことを実感する。
 行政の「公平性」なるものは多数者原理、都会優先主義にシフトされている気がしてならない。

 「地方創生」は補助金支配に馴らされた地方を変えられるだろうか。
 大組織にあぐらをかいてきた農協の存在責任も大きい。
 「地方の時代」はいまだ冬眠中なのだ。
 だからこそ、地方は『里山資本主義』を共有化・実現化するときなのだ。

   
コメント (1)
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