山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

新しい森を拓く意志の高さ

2017-06-18 20:29:03 | 旅行・散策
 天竜春野町砂川周辺の森林散策会に参加する。
 陶芸家の吉田さんが呼びかけて8000坪の針葉樹の森を広葉樹と交流の森にしていく取り組み現場を初めて見る。
 切り拓かれた森には古代に使われていたであろう葦の舟も展示されていた。

   
                                
 杉を伐った跡地に木彫作家の木下さんの作品が違和感なくあちこち置かれていた。
 夜には木製の常夜灯になるのだろうか。
 また、土壌改良の炭を作るための炭焼き窯も作られていた。
 66歳の吉田さんの夢は着々と形になってきている。

                                 
 その夢はフェイスブックでつながったネットワークで実現してきたものだという。
 針葉樹を切り開いた地面のあちこちには若い広葉樹が植えられていた。
 その根元にはここで作られた炭がまかれていた。

   
 またその近くには、木立に囲まれたコンサート会場も作られていた。
 「春野人めぐり」の主宰者でもある吉田さんが培ってきた人的つながりが新たな世界を拓いたということだ。
 それに比べてオイラの行動力の小ささが痛感されてしまった。

                        
 この森の近くにオープンしたペット複合施設「DCキャッスル」を見学する。
 Uターンした地元の方が、ペットの宿泊・慰霊碑・交流・ドッグランできる多様な場となっている。
 森の中に突然立派な施設ができているのが頼もしい。

  
                             
 食事やドリンクもできるのが嬉しい。
 ただ、ムラの中心地でも食事場所が稀なのに、こんな山奥で採算が取れるのだろうかがとても心配になる。
 
 この二つの施設をつなぐ東海自然歩道のアップダウンに汗だくになりながら、新宮池で解散となる。
 参加者は50人弱だったがその呼びかけは、塩の駅「天狗の親子」の杉山さんの尽力が大きい。


    
 
コメント
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