山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

TVケーブルを集落で保守・点検する

2019-03-17 20:25:40 | 出会い・近隣
 わが集落のテレビは地域住民による組合が一部管理している。中山間地なのでテレビケーブルに樹木の枝が突風や台風のときに揺れて接触することがときどきある。すると、画面がブツブツ切れたりひどいときは見えなくなってしまう。そのため1年に1~2回そのケーブルを集落あげて保守点検する。


                
 集落の仲間から柄の長いチェンソーを持ってきてもらって、接触樹木を伐り出す。樹を切断にともないケーブルが切れてしまわないよう注意する。足場が悪くしかもチェンソーが重いのでけっこう不安定な姿勢になってしまいながらも、枝を少しづつ伐りだしていく。

  
 切断した枝がチェンソーを動かしている人に当たりそうに見えたが、さすが山仕事に慣れているプロの存在も大きく粛々と作業が進められた。

      
 樹の根元近くまで切断する。それによりケーブル下を歩けるよう道も作っていく。集落の12世帯から10人が集まる。病気で来られない3軒を除きほぼ全戸が集結したことになる。都会では考えられない作業だ。

         
 最近、チェンソー事故が続いているので作業する人はヘルメット着用を心掛けている。ケーブルにかかりそうな箇所は約10ヶ所近くもあった。柄長チェンソーの活躍はもちろん、木に登って鋸で伐ったりして危ない灌木・枝は除去された。


            
 ケーブル下に鬱蒼と生えてしまった竹や乱雑に伸びてきた灌木を伐りだしたりしながら、100mほどのジャングルに歩道を作っていく。これらの作業を業者に頼んだら数十万円かかるかもしれない。それを自前でやってしまうところに過疎をかかえながらも健全な地域力が秘められている。それは作業が終わってからのご苦労さん会が7時間もかかっているところにもみられる。もちろん、酒とつまみを楽しみながら愉快な脱線談論が果てしない。

 
          
コメント
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