風は冷たく風は強風だが、空気はすでに春だ。国道の法面から顔を出していたのがいつもの「キブシ」だった。昔は奥方の必需品だった。お歯黒の原料としては少量しか採れないヌルデが高級品だったが、庶民はキブシだった。
酢や茶へ鉄片を入れた酸化した液にこのキブシの乾燥した黒い粉を混ぜて歯に塗ったという。虫歯予防に効果があったらしい。

裏の道草山に今年も初春にやってきた「ナガバノスミレサイシン」。まだ長い葉は伸びていないが待ちきれない花はすっかり咲きだしている。気候変動にもかかわらず春の到来を几帳面にも知らせてくれている。
「スミレサイシン」は日本海側に自生しているスミレだが、カンアオイの仲間に「ウスバサイシン」がある。根は舐めると辛く、葉柄は細いということで「細辛(サイシン)」というのだ。それに似ているスミレだというが辛くはないという。なんともめんどくさいがおつきあいしましょう。桜咲くちょっぴり前の春だもの。
酢や茶へ鉄片を入れた酸化した液にこのキブシの乾燥した黒い粉を混ぜて歯に塗ったという。虫歯予防に効果があったらしい。

裏の道草山に今年も初春にやってきた「ナガバノスミレサイシン」。まだ長い葉は伸びていないが待ちきれない花はすっかり咲きだしている。気候変動にもかかわらず春の到来を几帳面にも知らせてくれている。
「スミレサイシン」は日本海側に自生しているスミレだが、カンアオイの仲間に「ウスバサイシン」がある。根は舐めると辛く、葉柄は細いということで「細辛(サイシン)」というのだ。それに似ているスミレだというが辛くはないという。なんともめんどくさいがおつきあいしましょう。桜咲くちょっぴり前の春だもの。