植木鉢から突然キンキラキンの花が咲き出した。ナンテンの小さな樹を育てている植木鉢からだった。まったく覚えはない。土のなかに混じっていたのだろうか。タンポポとは違って花も葉もコーティングされているように輝く。
はじめはリュウキンカではないかと思っていたが、同じキンポウゲ科の「ヒメリュウキンカ」のようだった。
「リュウキンカ」は日本・朝鮮原産で湿地に多い。開花期は5~7月。「ヒメリュウキンカ」はイギリス原産の帰化植物で湿地以外の草原でも強く繁殖する。開花期は3~5月。形状から見分けるのはむずかしいが、開花時期で判断するという。したがって、これは「ヒメリュウキンカ」ということになる。長い眠りからゆっくり目覚めていくようすから、花言葉は「会える喜び」。リュウキンカのほうは「必ず来る幸福」「富」。うーむ、どっちが良かったのかな。