山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

揖保乃糸からタイサンボクの詩画

2021-06-11 23:21:11 | ポエム

 「揖保乃糸」の箱のふたで額縁を作ったのはいつだっただろうか。兵庫・揖保郡の手延べソーメンの旨さは和宮様お気に入りの食材だ。オイラはソーメンが入っていたその立派な木製の箱が気に入っていて、その蓋で額縁をつくったのは7~8年前のような気がする。埃が溜まってきたので久しぶりに掃除をする。

              

 額縁のまわりの木は伐採した桜の枝を捨てずに確保していた。つまり、この額縁は捨てずに確保していたリサイクル品でもあったわけだ。しかし、額縁の内容はオイラと同じ高齢者になった星野富弘さんの詩画はがきだった。事故で寝たきりになった星野さんは残された口で詩を書き、絵を描いた。その壮絶だが静謐な心模様が気に入って詩画集も何冊か買った。

           

 星野さんの謙虚な生き方にいつも励まされる。「タイサンボク」は、巨木な姿と凛とした花が山東省にある名山「泰山」のようにどっしりした樹木でもある。「ひとは空に向かって寝る」とは、「天国は無い、ただ空があるだけ」(忌野清志郎)と共通するものを感じる。とはいえ、星野さんはクリスチャンなんだけど。

 「永遠を見つめよ」ということを世界の指導者や人々が振り返れば、争いはなくなり平和は実現する。ジョンレノンは「想像してごらん、今日を生きるすべての人たちのことを(Imagine all the people  Livin'for today )」考えれば「簡単なことさ」(清志郎)とね。「無限の空」に向かってこれからのことを想像しよう、床に就く時間はとっくに過ぎた。

   

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