山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

手づかみで害虫駆除

2012-07-11 22:08:16 | 生き物
 ナスヤピーマンに群がる害虫を駆除した。
 「重曹・酢入りの台所クリーナー」の液を小さい容器に入れて、一匹づつ捕まえて液のなかに入れるのだ。
 昨年はマジックリンの液を使用したが、この「重曹・酢入り」液は天然成分なので土にも環境にも優しい。

 ピーマンには「ホウズキカメムシ」が圧倒的に多い。
 ナスには「ニジュウヤホシテントウ」が多かった。

     
            
 ナスの葉の裏側にはニジュウヤホシテントウの赤銅色のきれいな卵が産卵されていた。
 「きれいだと感心している場合ではない」
 と自分に言い聞かせて片っ端から卵を除去していく。

                 
 ナスの葉をバリバリ喰っていた「シロイチモンジヨトウ」の幼虫1匹を発見。
 ナスは害虫には絶好の好物らしい。
 毎年、彼らにやられっぱなしなので、今年は駆除に本腰を入れる。

                        
 「サラダ菜」や「キャベツ」の小さな苗を食べてしまう、いわゆる「ネキリムシ」も発見。
 こいつは昼間は土中にいるから手ごわい。
 無農薬栽培を貫徹するには、これらの害虫を手で1匹づつ駆除しなければならない。  
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ヤマアジサイとガクアジサイが基本なんだ

2012-07-10 21:29:18 | 植物
 庭に咲いていた「セイヨウアジサイ」を玄関に飾った。
 これはかの有名なシーボルトが日本の「ガクアジサイ」を持ち帰って西洋で品種改良し、逆輸入された品種だ。

   
 近所の田園風景に本種である「ガクアジサイ」が偶然あった。

 先月半ば、「尾上ガーデン」に咲いていたアジサイは、多くが「ヤマアジサイ」系だった。

         
 装飾花に鋸歯がある・なしにかかわらず、白から紅色に変化していく「ベニガク」の仲間。

             
 シーボルトが西洋に紹介したが、その後行方不明になり六甲山で発見されたという 「シチダンカ(七段花)」。
「墨田の花火」に似ているが、葉の大きさがヤマアジサイ系だった。

                   
 葉をお茶にするという「アマチャ」のようだ。
装飾花が丸みを帯びている。
 
                      
 このところよく見かける北米原産の「カシワバアジサイ」。
 柏の葉に似ていて葉に切れ込みがある。
 これはガクアジサイやヤマアジサイの仲間でないことはすぐわかる。

 いやー、日本原産のアジサイには歴史・物語が尽きないようで、深ーい。   

 
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田中正造とイシミカワ!?

2012-07-09 19:37:17 | 歴史・文化財
 庭はイシミカワ(タデ科)がぐんぐん枝を伸ばしている。
 その正三角状の葉は、これからの日本の行方を提起しているかのように思えた。

 というのも。
 
 「真の文明は
  山を荒らさず
  川を荒らさず
  村を破らず
  人を殺さざるべし」

 足尾鉱毒事件で民衆とともに闘った田中正造の言葉が、現代を抉る。

                                              

 原発を許してしまった現代人の効率・便利追求は、
 富国強兵に奔る明治日本の利潤・国益追求と、だぶってしまう。

 鉱毒の遊水地に水没させられ、村を強制撤去させられた谷中村と、
 現代の東北の被災地とが、だぶってしまう。

 イシミカワはそんな人間中心主義の便利さとつましい最低限の暮しとを提起して、
 「あんたは、どちらの針路を選択するのかね」
 と、オイラに迫ってきたのだ。



 歴史に学ばない日本は過ちをまた繰り返す。
 明治以降からの日本は、戦後より戦前の軍国時代のほうがまだ長かったのだ。
 つまり、圧倒的な大衆は軍国日本を支持してきたわけだ。

 田中正造は今日の日本の現状をはらはらして見ているに違いない。
 現代に田中正造を輩出しなければならないぞ。
 松下政経塾も限界だね。
 大阪の橋本政経塾も底が浅い。

 総理官邸前の15万人の「反原発」デモを見ると、まだ健全な日本人がいることにとりあえず安堵する。
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かわいいヒメホタル観察会

2012-07-08 18:34:50 | 春野山の村
 ヒメホタルを初めて見ることができた。
 大きさはテントウムシの半分くらいだろうか。
 ウリハムシの大きさよりやや細い。

 漆黒の森、春野山の村の茂みに群生していた。
 点滅がゲンジボタルより短いのが特長だ。

  

 観察する前にクイズ形式でヒメホタルの説明。
 「ふじの国暮し推進隊」のフジコさんのさわやかな語りに熱がこもる。
 家族連れを含め30人ほどが耳を傾ける。

 ヒメホタルは川辺ではなく森の茂みに生息し、陸の貝やカタツムリを食べて成長する陸生のホタルなのだそうだ。

 あの小さな体で光を発光するエネルギーに感動する。
 自分のいのちをひたすらリレーしようとする行為は、「人間と共通するなー」と思えてならない。
        
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花良し、味良し、

2012-07-07 17:50:58 | 農作業・野菜
畑の真ん中に黄色い花が咲いていた。
 マリーゴールドかなと思ったが、花が、ちと違う。
 園芸品種の種でも飛んできたのかなとも、軽く考える。

          
 しかしよく考えてみると、春菊の畝の中に咲いている。
 春菊のようすを見たら、けっこう蕾が出てきている。
 「そうか、これは春菊の花なんだー」と、一件落着。
 恥ずかしい。

                 
 キュウリに花が咲き出し、ミニキュウリが出来ていた。
 ちょっと数日、目を離すとこのくらいの変化がある。
 とくに、雨が降ったあとは油断ならない。

 やっと、いよいよ、キュウリが食卓に乗る。
 トマト・ナス・キュウリの御三家が揃えば、夏本番となる。
 
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岩を砕く 開墾だよこれ

2012-07-06 21:30:34 | 農作業・野菜
 1mはある岩盤が穴の底からでてきた。
 なんてーこったー。
 敷石のような石を3段にわたって剥がして、突き当たったのがこの岩盤。
 これも修行とあきらめてハンマーと鉄釘、ツルハシで挑む。

     
 この岩は意外にポロリと剥がれた。
 やっぱり人生はあきらめちゃダメだ、と気を入れる。

            
 おう、もう少しで目標達成だ。
 前農家の主人は石屋もやっていたようで、道具があるのが幸いした。

                  
 とりあえず、うわべは撤去に成功。
 穴の底はまだ岩盤なのだ。
 そこは割り切って目をつぶる。

                      
 畑の農道予定地に石を連ねる。
 午前中、「ネコ」に2杯がやっと。
 岩を砕いた石と掘り出した丸石との形が明確だ。

 午後はスコールが来て中断。
 まだ全体の8分の1くらいだが、牛歩戦術で体にダメージがないようにする。
 二番茶が刈入れ終了。
 
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畑はカメちゃん天国

2012-07-05 20:25:26 | 生き物
 畑でカメムシを見つけたら、10分ほどの間にどんどん仲間を発見。
 カメムシといえば農家にとっては害虫だが、蛾や蝶の幼虫を食べる肉食の「アカヘリサシガメ」(サシガメ科・刺亀虫)は、幼虫を食べてくれるので歓迎です。


前胸部の左右が横に張り出している「ハリカメムシ」(ヘリカメムシ科)は小さいのでつい見落としがち。
 裃を着ているみたい。

                
 トマト・ナス・サツマイモ・ピーマンなどあらゆる野菜の汁を吸う代表的な「ホウズキカメムシ」。
 忍者のようにいつのまにか群がってしまう。
 毎年、カメムシ取りと言えばコイツ。
 100匹くらいはあっという間に取れる。

                     
 ときどき見かける「ナガメ」(カメムシ科・菜亀虫)の交尾。
 大根・カブ・キャベツなどアブラナ科に群がる。
 「菜の花につく虫」ところから命名された害虫だ。

 一昨年は「ホソヘリカメムシ」が何百匹とやってきて、エダマメを全滅にしてしまったことがある。
 今年もエダマメを栽培しているが防虫網で覆ってある。    
 カメムシとの攻防が始まっている。
       
    
  
 

         
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遺跡か河原か 発掘作業続く

2012-07-04 22:34:12 | 農作業・野菜

 びっしり石が敷き詰められている。
 縄文人の遺跡だろうか。
 石の隙間に「クズ」の根が存在をかける。
 他の植物が入り込まない土中の石の隙間に生き残り戦略がある。

         
                 
 上の石を取り除いたら、その下にはデッカイ岩が待っていた。
 いままでの最高の大きさだ。
 手ごわい。石を割るしかないかも。
 この1m四方を掘るだけで一日が暮れる。

                      
 掘り出した小さな石はわが「高速道路」予定地の舗道にする。
 灼熱の太陽は汗を大地にたたき落とす。
 肩で息をするが、無理をしないことにする。

    
 やや大きい石を並べてみる。
 すべてここから出土した石の一部だ。

 夕食後はさすがに爆睡する。
 石との格闘は当分続きそうだ。
 まあ、天気を睨みながらのんびり一歩前進で行くしかない。
      
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畑から不老不死の霊芝(レイシ)出現

2012-07-03 20:27:56 | 食彩・山菜・きのこ
 畑のかたわらにあった樹の切り株から霊芝(マンネンタケ)が4本出てきた。
 幼菌なのでまだ白っぽい。
 成菌はニスを塗ったようなこげ茶色になる。

    

 かつての中国では皇帝に献上したり、官吏の賄賂に使われたらしい。
 それほどの霊薬として、万病に効くとされている。
 中国では医薬品だが、日本ではまだ認められていない。

             

 6月中旬の段階ではこんなに小さかった。
 けっこう成長が早い。

 漢方では癌・不眠症・喘息などに効用があるとされている。
 ひょっとすると秦の始皇帝の許可を得て「徐福」が日本に向かったのも、この不老不死の霊薬を探しに来たのかもしれない。     
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トマト初収穫だぞ!「サラダ菜」収穫開始!

2012-07-02 20:45:03 | 農作業・野菜
 ついにトマトが赤く熟した。
 ミニトマトだが、さっそく味見。
 「やっぱり、トマトの味だった!?」
 そりゃそうだ。暑い夏はこれだよね。

       
 来週には隣の房が食べられそう。
 水はやってないので、糖分が増しているはず。

               
 茶畑は2番茶の用意が整っている。
 まわりの茶畑は収穫の機会音が終日こだまする。

                    
 「サラダ菜」が根きりムシの脅威を超え、食べられるようになった。
 毎食5・6枚ほどいただいている。
 もう、アオムシくんモードになってしまった。
 葉の上にカレーを乗せて包み込んで食べるのがうまい。
  
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