山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

道草庵の秋の花

2012-09-20 20:19:40 | 植物
 わが庵にも秋が走ってきた。
 畑の茂みには小さな「ヤブマメ」(マメ科)が咲いていた。
 淡い紫色が穏やかにジャポニズムを伝えてくれる。

        
 この「ヤブマメ」は花から豆果ができるが、地中にも実ができるというのだ。
 冬開けの早春にムカゴのような実を掘り起こして、炊き込みご飯に入れて食べるとうまいという。
 これは栽培しないと場所がわからなくなる。

               
 「ヒガンバナ」(ヒガンバナ科)がそろそろ咲き始める。
 彼岸とはあの世ということだから、あの世は彼岸花だらけなのだろうか。

                   
 裏山の栗の樹の近くに「ヤマジノホトトギス」(ユリ科)が咲いていた。
 6枚の花びらが平行して開くのが特徴とのことだ。
 昨夜、この近くでイノシシが来ていて栗を食べ散らかしているせいか、オシベの一部が取れている。

 道草庵もつい雑草に目を奪われがちだが、よく見ると素敵な草花が生きている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くもの巣にかかったケロちゃん

2012-09-19 20:05:14 | 生き物
 和宮様が土間から突然叫んだ。
 「ちょっと、来てご覧なさい!」
 あわてて参上すると、なんと小さなカエルがくもの巣にひっかかってもがいていた。
 さいわい、くもの巣城の殿様は不在だった。

                
 くもの糸を切ってみた。
 ぐったりしたカエルはやっと安堵の様子だった。
 「生きていて良かったね。」

 土間から外へケロちゃんを解放した。
 モリアオガエルらしいが、シュノーゲルアオガエルかもしれない。
 両者がときどきわが家に迷い込む。
 わが家が小さな蛾やバッタなどのエサ場になっているらしい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行方不明のコンポストを発見

2012-09-18 22:30:12 | できごと・事件
 昨年、市からいただいた家庭用生ごみコンポスト2個のうち1個の所在がわからなくなっていた。
 断続的な雨の合間に、雑草の森を掻き分けた所でコンポストを見つけた。
 
                        
 なんのことはない、雑草がコンポストを隠してしまっただけのことだ。
 しかし、何回か雑草を倒しながら見たが、発見できないでいたのだ。

 それほどに、雑草のパワーが跋扈しているわが楽園だ。
 一昨日は10人がかりで畝の雑草をいっきに駆除してくれたが、それでもほんの一部なのだ。

 雑草を敵視しているわけではない。
 取り除いた雑草はすべて堆肥に生かされている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白いトマトだぜ!?

2012-09-17 20:03:18 | 農作業・野菜
 トマトハウスのトマトはほぼ終了。
 しかし、その中に白いカポチャが侵入。
 きょうからカボチャハウスと命名しようか。

  
 畑のアチコチにキクイモの花が乱舞している。
 ほおっておけばきっとキクイモの天下になることは間違いない。
 それほどに生命力があるということだ。

 東方の友11人はきょう帰郷した。
 雨の合間に、ニンニクの植付けをしたり、赤シソジュース作りをしたり、ときに赤トンボを追いかけたりして農的作業を満喫した。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友あり 東方より

2012-09-16 19:24:54 | 出会い・近隣
東京からなつかしい顔ぶれの同僚やその家族やスタッフ11人がやってきた。
 イノシシカレーの昼食をしっかり食べてからさっそく汗を流す。
 最初は体験農作業として、サツマイモの掘り出しをやり、つぎには草の森となった畝の草刈りを行った。

          
 その畝の本来は、イチゴ畑だったが、草に包囲され、息絶え絶えになっていた。
 来年の実りを引き継ぐのはやはりむずかしい。
 鎌を持つと手が止まらないと、痛い手をだましながら先頭に立つスタッフの姿に頭が下がる。
 おかげで2日はかかる作業があっというまにきれいになる。

                    
 夕方は恒例の焚き火を囲んでの晩餐会だ。
 サンマ・肉・ナスなどを焼く。
 子どもたちは若いお兄さんたちを独占。
 
 議論好きなおじさん・おばさんたちは、深夜にわたってこれからの生き様のあり様を脱線しながらも語りあう。 
 青春にはこうしたシーンで明け方まで語り合ったことを思い出す。
 その熱い心がまだ瓦解していないのが嬉しい。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

路傍のかわいいアサガオ

2012-09-15 20:30:46 | 植物
    

 磐田市で見つけた路傍のアサガオ。
 ヒルガオくらいの小さな花だが、葉っぱも花の色も違うようだ。

  
 同じ路傍にも色の違う小さなアサガオにまた出あった。
 こちらは明らかにハート型の葉だ。

 野のアサガオにもいろいろあるらしい。
 とりあえず、「マメアサガオ」(ヒルガオ科)ということにしよう。
 おそらく外来種だろう。

 意外なことにいくつかの園芸植物が路傍に野生化している。
 このことをどう考えたらいいのだろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑の中の物干し台

2012-09-14 19:04:00 | 風景
裏山の道草山(自称)に隣接するわが家の悩みは、洗濯物やふとんを干す場所がないこと。
 つまり、日当りが悪いと言うことだ。

 仕方がないので、畑の中のポールに物干しを渡して利用している。
 とくに、布団を干すときはなんども往復して布団を運搬する。
 これがけっこういい運動なのである。

この物干し場は、畑の中にあるので草刈りをしていないとすぐ埋もれてしまうのがもう一つの欠点。
 毎月のように草刈り機で物干し台の周りをきれいにするが、雑草の生命力にはかなわない。

 

 昨日までは天気が良かったので、家じゅうの布団を干すことができた。
 夕方は短いスコールがあったが、危うくセーフ。

 なにしろ、山の天気なのだから反抗してもしょうがない。
 いつも空のご機嫌を見ながら干している。

 日本人はこうして自然の顔色を見ながら生きてきた。
 最近の日本はとくに、アメリカ・中国・朝鮮の顔色を見ながら生きている。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曲者め!!出あえ、出あえ!!??

2012-09-13 19:02:08 | できごと・事件
数日前のこと。
 深夜に眠れなくて本を読んでいるときのことだった。
 数メートル先で何かが通り過ぎる気配がした。

 なんとなくそちらを見たら、チューくんの目とあってしまった。
 もちろん、チューくんはすみやかにUターンしたことは言うまでもない。

 4年ぶりだろうか、しばらくチューくんとはお目にかかっていなかった。
 たまたま、近所のかたに貰ったねずみ取り粘着板があったので、すぐその通路に設置したのだった。
 
 昨夜は、天井裏で何者かが通過する音がかすかに聞こえる。
 予想通り、目覚めの朝にはチューくんは粘着板に引っかかっていたのだ。
 「かわいいんだけどね、住みつくのはゴメンだよ。」

          
              
                     
                          

 同じく昨夜、近所の犬がけたたましく吠える声が何回も聞こえてくる。
 「これはきっと、畑を荒らす曲者が来ているなー」と、闇夜を見る。

 朝が来て、畑を見ると、案の定、イノシシの掘り返した跡だらけ。
 カボチャはまるごと完食したようだが、ほかの野菜そのものには被害はなかった。

 むしろ、畝を耕してくれたようだ。
 いちばん心配だったサツマイモは無事だった。
 網を掛けているので警戒したのかもしれない。

 深夜に出没するとは卑怯なり。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もちろん草食系のミヤマフキバッタ

2012-09-12 21:07:53 | 生き物
 翅が退化して飛べないので地域変異が多い「フキバッタ」。
 「カケガワバッタ」もミヤマフキバッタの仲間らしいが画像との違いがわからない。
 とにかく柔らかい葉が好きなようで、フキではなくシソの葉にいた。

             
 集団行動が顕著な「イチモンジセセリチョウ」は、シソからニラの花に手を出している。
 いつのまにかいっせいにいなくなる。

                       
 ジャノメ模様が美しい「ヒメウラナミジャノメ」もニラの花に来た。
 ジャノメが5個ある。
 蜜を吸っているときはシャッターチャンスなのだ。
 人間も食事に夢中だと無口になる。

               
 一日中、台所の窓ガラスに張り付いているカエルちゃん。
 たまたまやってくる獲物をじっと待つ姿にいつも心打たれる。

          
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツルムラサキは観賞用植物だった

2012-09-11 19:02:54 | 農作業・野菜
 夏野菜として今年も畑でこぼれ種から芽が出てきた「ツルムラサキ」(ツルムラサキ科)は、江戸時代観賞用植物だったそうだ。
 どうりで、花が金平糖のような形で、しかも淡いピンク色のグラデーションがいい。
 
                     
 種がまた濃紫色で「種だぞー」と、自己主張しているので存在感がある。
 わが家のツルムラサキはツルも葉も全身緑系なので、名称が気になるところだ。
 
 健康野菜として注目されているが、鮮度がいのちなので流通されないことが多い。
 肉厚の葉がうまい。
 ホウレンソウのように調理する。
 
 ビギナーズでも栽培できるたくましい野菜だ。
 つまり、わが家にピッタリということだね。

午前中、種から育てて未成熟だったキャベツの苗を植えてみた。
 はたして結球するだろうか。
 とても捨てるのは忍びない。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする