山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

わが家の食べられないキノコ

2014-09-10 22:20:22 | 食彩・山菜・きのこ
 さすがに風が秋だ。
 10年ほど前は毎週のようにきのこ狩りをしたときが懐かしい。
 当時のグループはマイタケをいまだにゲットしている。

 
 わが家周辺では標高が低いのと杉・檜人工林なのでなかなか食べられるキノコには遭遇しないことが多い。
 焚き火をしている庭のとなりにデザイン見事な「ヒメヒガサヒトヨタケ」を発見。
 「一夜茸」らしくすぐに消えてしまった。
 それにしても、ヒトヨタケの仲間のなかではアートな傘にしばらく魅入るのだった。
                 
               
 このところ毎年のように畑に出る「キツネノローソク」らしきキノコ。
 図鑑からはピッタリの写真がないから新種かもよ。
 名前がいいね。

                         
 これも毎年広葉樹の伐り株に出る「マンネンタケ」。
 傘の表面がだんだんニスを塗ったような光沢ができていく。
 図鑑にはこうした光沢ができる前の写真は出会わない。
 ちなみに、フリマで売ったら完売した。

      
                      
 畝のそばにあった板に生えていた「アミスギタケ」が意外に珍しい。
 傘の中央はへそがあり、裏のひだの管孔が放射線状になっているのがすごい。

 ひだの特徴からイグチ科かなと思うが、それらしくない。
 図鑑によってはサルノコシカケ科となっていたり、多孔菌科となっていたり、分類に混乱があるようだ。

 雑キノコとして見過ごしてしまうキノコもよく見ると、それなりの自己主張が見て取れる。
 きょうは一日中焚き火に追われてしまったが、キノコも畝も草刈りも気になる課題が多すぎる。
 

  

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集落のプロジェクトは続いている

2014-09-09 21:57:37 | 出会い・近隣
 雑草に覆われた道路際をアジサイとレンギョウで賑やかにしようというプロジェクトが一昨日行われた。
 集落の5人の精鋭が草刈りしたり、レンギョウに支柱を立てたり、肥料をやったり、行動でムラの美化を自主的にすすめたわけだ。

                   
 おかげで雑草に埋もれていたアジサイやレンギョウを新しく発見したり、救出したりの作業だった。
 「マムシが出るからやらない」と言っていたヨー婆さんは春から10割の出席率だ。
 土留めのための支柱も打ち込んだので、11月ごろ孟宗竹を横に並べて土砂の流出を防ぐ作業をすることにした。

 自治会長に自治会として原材料の補助をお願いしたら快諾を得ることもできた。
 小さなプロジェクトがかたちになりつつある。
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クイズ:キユウリを食べたの だーれ??

2014-09-08 21:16:47 | 生き物
 次の問題に当てはまったと思われるものを答えなさい。
 (1) 畑のキュウリを食べてしまったのは誰だったでしょう。   ウリハムシ
               カエル
                     カマキリ 
                 カラス

 (2) わが家の中に置いてあったキュウリをつまみ食いしたのは誰だったでしょう。
   

   ●わが家に勝手に居候している次の虫から選びなさい。
              ウマオイ              カブトムシ♀         カメムシ


    【解答】(1)カラス(2)ウマオイ                                                                
                                                  
    
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隠れているのはだーれ!?

2014-09-07 21:27:28 | 生き物
音もなく誰かが畑を横切った。
 目のいい人ならすぐわかりますね。
 あの赤橙色から「ヤマカガシ」のようだ。
 咬まれると猛毒なので要注意。

                          
 茶ノ木の根元の草むしりをしていたら、きらりと空色の斑点が見えた。
 ひょっとしたら「ルリボシカミキリ」かもと、追い出してみた。
 ルリボシカミキリは地の色が空色で斑点が黒。
  
      
 このカミキリは、その逆で「ゴマダラカミキリ」であることが判明した。
 草間弥生が顔負けのモダンな斑点だった。

                 
 カボチャを収穫しようとしたら、草の奥のほうで雨宿りをしているチョウがいた。
 模様から「コミスジ」らしい。
 雨のときはチョウも草むらに避難するんだー。

 偶然だがこのところこういうかくれんぼしている生き物に出会うことも多くなった。                   
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梅干しなんとかゴールへ

2014-09-06 20:53:15 | 食彩・山菜・きのこ
 つかの間の晴れで天日干ししていた梅干だったが、もう一息というところでいつも雨や曇りでストッパーがかかっていた。
 そこで奥の手で、食品乾燥機で乾燥の仕上げをすることにした。

                         
 アカジソも収穫して乾燥機のお世話になる。
 「ゆかり」もこれで作ることができる。

        
 そうそう、ちょうどいい入れ物があった。
 「イカ足」くんだ。
 知りあいのお父さんがこの入れ物を抱えて一杯やるのをこよなく愛している。

                     
 ついに梅干を完成。
 天日干しでは1個1個裏返しながら作っていくのだ。
 和宮様手づくりの「豊後」の梅干しには入魂の味が込められている。

 先日、干していた梅をつまみ食いしたのは内緒でーす。
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キリギリスの大御所もやってきた

2014-09-05 21:37:49 | 生き物
                        
 わが家にやってくるバッタの大半はキリギリスの仲間だ。
 7割近くがスイッチョンこと「ウマオイ」で、昨日は5匹くらいを捕獲して解放したばかり。
 そしてついに、キリギリスの親分もやってきた。
 前羽に黒い斑点が目立つのが特徴だ。

   
 ウマオイの次に多いのが「ツユムシ」だ。
 キリギリスより体がやや小さい。
 足が黒いので「アシグロツユムシ」のようだ。

           
 ウマオイとツユムシを同じ容器に入れたら、バトルがあって翌日にはツユムシは食べられていた。
 ウマオイ同士は共食いはなかったが、肉食だったことがわかった。

                       
 頭の先端が尖っていて、体が茶色なのは「クビキリギス」というそうだ。
 バッタの同定はよーく比較して見ないとすぐにはわからないでいる。

      
 昨年はときどきやってきた「クダマキモドキ」も顔を見せた。
 体がキリギリス並みで羽もやや広い。

 キリギリス科ではあとクツワムシやササキリが来れば、主なオールスターが揃うことになる。

             
 最近の新参者は、「エンマコオロギ」だ。
 さっそく夜はオーケストラの一員となる。
 虫もいつのまにか秋の演出者となった。                                         
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荒川弘『百姓貴族』は刺激的

2014-09-04 20:53:11 | 読書
 娘が「この本面白いよ」と言うので、マンガ『百姓貴族』を読み始めた。
 「農家の常識は社会の非常識」
 「誰かこの親をハリウッドへ連れて行け」
 というような刺激的なセリフが飛んでくる。

 読んでいくうちに作者は女性であることがなんとなくわかってきた。
 しかも、中身はズバリ農業問題をまじめに提起しているのだ。
 本人が北海道の畜産を中心とする農業の大変さを体験しているだけに説得力がある。

 画風は今様だったのであまり期待していなかったが、やはり先入観はいけません。
 いよいよ、農村がマンガの題材になってきたことに、「やっと取り上げてくれたんだなー」と感心する。

 10年前に尾瀬あきらのマンガ『夏子の酒』を読んで、米作り・酒作りから農業のあり方を問う力作にえらく感動したものだった。
 それ以来、この分野のマンガは空白が続いていたように思う。
 
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こけしトマト??の収穫と梅干しの天日干し

2014-09-03 21:18:01 | 農作業・野菜
 トマトの収穫もがくんと落ちてきた。
 いつもなら脇芽トマトがどっさりなのだが、太陽が欲しい。
 そんなとき、なんとかわゆいこけし型トマトを収穫。
 食べるときは頭から食べるのかなー。
 食べるのがもったいない。

                        
 つかの間の青空に向かって、和宮様はきょうも梅の天日干しを急ぐ。
 今回はいちばん少ない量だったが、「このくらいがほど良い量ね」と語る。
 例年だと少なくともこの3倍以上はあるのだ。
 
      
 急ピッチで畝づくりを行う。
 雑草の海に大地が現れる。
 おかげで土はふかふかだ。
 根っこを取るのに一日かかる。

 天候不順は雑草にはいいが、人間の作業には影響がありすぎる。
 自然も社会もほどほどが良い。

 慶応大学の茶髪の先生が「週4日制」の労働で多様なライフスタイルを創造することを提起していたが、同感だ。 

                           
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崩落現場ではまもなく稲刈りへ

2014-09-02 21:24:31 | 風景
 広島の土石流現場とは比較できないが、わが近所の崩落現場の復旧作業はこの梅雨のような天候のなかでも少しずつ進んでいる。
 被害農家のそばの田んぼではイネの穂が垂れてきて刈り取りも始まった。

      
                    
 工事途中で崩落した箇所もほぼ修復がすすんでいるのがわかる。
 7月上旬に撮影した現場(下の画像)と比較してもその進展は確認できる。
 人間の技術力の素晴らしさも馬鹿にできない。




 きょうは珍しく一日天気が良かったが、体がついていけなくなって半日作業でなんとか二つ目の畝を完成させる。
 だんだんとぐーたらを身につけてきた昨今だ。
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不順な天気に戸惑う野菜たち

2014-09-01 18:37:01 | 農作業・野菜
 トマトハウスのトマトの収穫はほぼ後半となったが、脇芽で育てた「トマト」の成長が止まっている。
 とっくに真っ赤なトマトができていてもいいのに、なかなか青い実が赤くならない。

   
 「大玉トマト」も大きさが止まってしまった。
 野菜高騰の意味もわかるというものだ。
 夏らしい陽ざしがないため、いまだ梅干の天日干しができないでいる。

                         
    
 「金時草」も「ショウガ」も成長が悪い。
 いくつかのショウガはまったく芽が出ていない。

         
                         
 元気なのは「小玉スイカ」だが、大きくなってからが本番だ。
 「ピーマン」はやっと収穫に拍車がかかったが、例年の大きさには達していない。
 「パブリカ」はいまだ収穫に至っていない。

 というわけで、きょうも雨のため作業ができないでいる。
 病める地球は人間の心身の疲れと同じになってきたのだろうか。

 盲導犬を刺してしまうなど、イライラと想像力の欠如が伝染してきている。
 それはデボラ・デング熱どころではなく強力なウイルスとなっている。

                 
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