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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

初めての巣箱づくり完成へ

2017-04-20 20:23:06 | 屋外作業
 想定外の連続にうだうだしながら作ってきたミツバチの巣箱が完成した。
 昨日、ホームセンターにつなぎ部品を買いに行き、きょうはそれをセットする。

                          
 屋根は杉皮にしたかったが、在庫がなかったし、調達の余裕もなかった。
 そんなときに倉庫に眠っていたポリカーボネートの切れ端を発見。
 サイズもそのまま使えるので渡りに舟と蓋の上にすぐさま設置する。

                           
 巣箱にハチミツの原型そのものの「巣蜜」をセットしておく。
 この臭いで日本蜜蜂を誘引しようとする作戦だ。
 昨年はうまく誘引できなかったが、今はただ手を合わせるのみ。
 現実はハチミツほど甘くはないようだ!?

        
 完成した巣箱を道草山の「大きな栗の木の下」に設置することにする。
 場所が急峻なので端材で土台を作った上に設置に至る。
 隣の師匠がやってきて「木の材質をもっと自然に近い鄙びたものにしたほうがいいよ」と助言してくれた。
 初めての巣箱づくりだったので師匠のMさんの巣箱をまずは参考にしたが、人により多様なのもわかった。
 ついつい採蜜の皮算用が作動してしまうが、のんびりと無私の精神でいたいものだ。
   
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自ら山菜を採り、食らう愉楽

2017-04-19 19:09:35 | 食彩・山菜・きのこ
 いよいよ山菜の季節に突入。
 裏の畑で「コゴミ」を収穫する。
 すぐに湯がいて醤油マヨネーズをかけてシンプルに食べる。
 シャキシャキの粘りがたまらない。

                            
 知り合いの山で「ヤマウド」を採らせてもらう。
 瓦礫の多い場所にあるヤマウドだったので柔らかく白い茎は期待できないが、暗紫色の根っこの苦みが旨い。
 市販のヤマウドよりこの苦みの強さが魅力だ。

       
 裏の畑や道草山では「ワラビ」がいっせいに天に向かう。
 ぽきぽきと収穫するのが小気味いい。
 焚き火でできた灰が役に立つ。

                               
 畑の隣では「タラノメ」が大きくなりすぎてしまっていた。
 収穫して天ぷらにする余裕がなかったのでそのままの状態だ。
 胃を切ったせいもあって天ぷらを食べ過ぎると下痢が始まるので自重しているせいもある。

 道草山にはすでに「シオデ」も出ているが今現在では量が足りない。
 しかしながら、夕飯は身近な所から収穫してオール山菜で食べる愉楽に感謝したい。
 
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大雨に停電に春の氾濫

2017-04-18 19:06:53 | できごと・事件
 春は持ちどおしいがときに破天荒に暴れまわることがある。
 それはまるで青春そのもののときめきであり、不条理な狂おしさでもある。
 大雨が続くなかで昨夜は1時間を越える停電があった。
 どのくらいの規模の停電かの情報が知りたいが、かんじんの防災放送が活用されていない。

                    
 道草山からの雨水がどくどくと音を立てて地中から湧いてくる。
 となりの道路のコンクリートから5cmほどの高さで雨水が噴き出していた。
 道草山への坂道は小川と化した。

      
 ふだんは聞こえない川の濁流の音が聞こえてくる。
 台風の時は心配になる箇所を見に行く。
 今回は近くの国道が雨量オーバーで通行止めになったが午後には解除された。

                         
 画像では迫力ないが、実際はカーブしている川の波と音は凄まじい迫力を感じる。
 津波の恐ろしさを想像する。
 道草山から流れる雨水は夕方になってもこんこんと続いている。
 自然界の狂おしさは、人間は自然のほんの一部であることのメッセージなのだ。

      
 
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ゼンマイ病再発の和宮様

2017-04-17 17:55:27 | 食彩・山菜・きのこ
 わが道草山にガサガサと怪しい人物が侵入したか、とよく見たらなんと和宮様だった。
 早春とともにゼンマイがいっせいに蒼生し出すと、昨年収穫をやめていただけにゼンマイ採りをついに再開したのだった。
 ただし、ゼンマイは道がないような場所にあるので足元は注意が必要だ。

                       
 ゼンマイを食べられるようにするには気の遠くなるほど手がかかる。
 地元で今もゼンマイ採りをしている人に会ったことはない。
 まずは収穫したゼンマイの新芽を取り、ゴミを取り除く。
 
                       
 
 ゼンマイの茎には毛がありそれを取り除くのも大変な作業だ。
 それをやり続けているうちに、指に水をつけてからやると毛がきれいに取れることを発見したという。
 しかし同時に、指や爪は黒ずんでしまう。
 これではゼンマイ文化は廃れてしまい、除草剤まみれの中国産乾燥ゼンマイに凌駕されてしまう。
 「山菜そば」の食材の多くは中国産だという。

                        
 きれいになったゼンマイはこれから天日干しとなる。
 和宮様は天気とのにらみ合いの格闘が始まる。
 晴れであれば茣蓙にゼンマイを一本一本並べていく修業でもある。

22時30分ごろ、突然停電となる。
 大雨がひどいとき、ときどき停電がある。
 1時間ほどで復旧するが、停電の時は防災放送はいつも沈黙する。
 

      

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北遠の要衝は植物の宝庫だった

2017-04-16 21:38:30 | 植物
 今年最高の気温だったきょう、北遠の要衝天竜二俣の散策会に参加した。
 最初から最後までアップダウンが激しいコースに30人を越える参加者が汗をかきながら完歩した。
 浜松市の散策コースだが地元にも知られていないことで里山の貴重な植物群落が形成されていた。
    
                               
 葉裏が紫色がある「フモトスミレ」が遊歩道沿いに群落がありつい踏みそうになる。
 また、他の地域ではなかなか見られない「ヤマルリソウ」の群落も健在だった。

 
                               
 人家近くでニリンソウを一ヶ所だけ発見。
 また、キツネノボタンかウマノアシガタかわからなかったが、やはり人家近くでで群落があった。
 
  
                           
 山道ではシダの「ウラジロ」の群落にしばしば遭遇し、その新芽のゼンマイの造形美にため息をつく。
 残念ながらこの新芽は食べられないようだが、生け花では重宝されているようだ。

 今では少なくなってきた「トキワハゼ」の群落が人家近くでいくつか発見。
 雑草と言われるわりには花は見事だ。
 似ているムラサキサキゴケといつも混同する。

 人里近くに群落を作るブクリョウサイ、マツバウンラン、キランソウ、ヒメウズ、マムシグサなどの植物にも出会う。
 おばちゃんたちには庭に植えてあるトキワマンサクの満開が気に入ったようだ。  
                   
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今年初めてお会いしましたね

2017-04-15 19:09:05 | 植物
 きのうは見かけなかった裏の畑の「コゴミ」がぐーんと大きくなった。
 シイタケのほだ木が並んでいる所にもコゴミが侵出しているので、ほだ木の場所を変更するつもりだ。
 コゴミには日陰で絶好の場所だがシイタケにも絶好の場所だが、コゴミはなかなか入手できない。

                         
 「ワラビ」もその近くで数日前初めて発見。
 さっそく収穫して春の山菜を堪能する。
 和宮様もこのところ「ゼンマイ」の収穫と天日干しに余念がない。

                           
 庭先の道端に「ベニバナナンザンスミレ」が満開だ。 
 4月早々にはチラホラだった花がいっきょに咲いている。
 1m上の場所に植えたはずなのに今ではその下で家族を増やしている。
 つい踏みつけそうになるので目印の支柱を立てる。

                           
 雑草の常連「ムラサキケマン」もぞくぞくと咲きだした。
 3月末には陽当たりが良い所で目にしていたが、やはりわが家は2週間ほど遅い。
 これは毒草だがこれを食草とするウスバシロチョウの出現も楽しみの一つだ。

     
 そしてついに、シイタケのほだ木の所で「アオダイショウ」が出てきて目が合う。
 お互い見つめあっていたが、アオくんが少しづつバックし始めた。
 出てきたとおりの所をそのままバックするのに感心する。
 数分後、その場所でドキドキしながらシイタケを収穫したがすでに留守だったようだ。
 
 
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蜜蜂の巣箱まもなくだが…

2017-04-14 20:44:51 | 屋外作業
 桜が満開となったが、ミツバチの巣箱はまだ完成していないので、あわてて作業を再開する。
 相変わらず廃材で作っているのでサイズに合致する端材を見つけるのに時間がかかる。
 昨日から二段目の箱を作成しきょうは針金を張る。

           
 いよいよ最上段の蓋づくりとなった。
 さいわい、廊下の端材があったのでそれを組み合わせる。
 ぴったりで喜んでいたのもつかの間、ここからが難航する。
                
                                   
 蓋のサイズを余裕を持った長さで裁断しなかったので嵌らない。
 板も微妙に湾曲していたのでカンナで削ったりヤスリで磨いたり時間がかかる。
 最初からやったほうが時短になるが材料がもったいないのでつい粘る。
 いつの間にか時間切れとなり宿題となる。
 とほほ。
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今年初めて遭遇のヤマビル

2017-04-13 18:47:00 | 生き物
 去年セッティングしたビニールや寒冷紗を片づけていたところ、ぬかるみのそばで何やら動くものに殺気!!
 この大きさ、伸び縮みの動き。
 ミミズでもなくナメクジでもない。

                        
 軍手の上に乗せてみたらやはり「ヤマビル」だった。
 今年初めての出会いだった。
 さいわい、吸血されることはなかった。

                         
 同じ場所でしばらく作業していたらやられていたかもしれない。
 ヤマビルを茹でてから食べた人がいるらしい。
 食感がグミのようなゴムのようだったそうだ。
 いずれにせよ、出会いたくない相手であることは間違いない。

    
                                  
 きょうは突風がひどかったが、陽だまりにセセリチョウのようなあわただしい蝶がやってきた。
 はじめはジャノメチョウかとも思ったが、「テングチョウ」だった。
 オスのようで毛むくじゃらでもあった。

             
 畑ではどうやら動物が来た気配があった。
 というのも、ニンニクと雑草が同じ高さだったのが、草取りしてくれた動物がいたことになる。
 その証拠にウンチも近くにあったのだ。

 最近は昼間からシカの鳴き声が頻繁だ。
 ニンニクの葉を残しながらシカ君の草取りに敬意を表したいが、ときどき間違ってしまうようだった。

       
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椎茸のハンブルガー・ア・ラ・マヨネーズ

2017-04-12 21:20:43 | 食彩・山菜・きのこ
 先日の「さくらコンサート」の前日準備を終えてから、スタッフの昼食となった。
 そのときに石版を炭で暖め、その上でシイタケを焼いて、おいしくいただいた。
 それを手伝ったブラボーさんから椎茸のレシピの提案がその後あり、和宮様はそれをありあわせの食材でさっそく作ってみた。

                            
 ブラボーさんの食材案は、菜の花及び山葵の花芽。シイタケにマヨネーズ醤油のタレをつける。
 和宮様の食材は、ありあわせのキャベツ・タマネギとウィンナーで代用。
 注意点はシイタケの直径7~8cmのペアをそろえること、沁みない包装紙またはラップを用意することだった。

     
 味はまるでハンバーガー感覚で食べられる椎茸の旨さ。
 お代わりしてしまう欲望にかられる。
 ブラボーさんのレシピ名は、「ハンブルガー・ド・シイタケ・エ・レギュメ・ド・セゾン・ア・ラ・マヨネーズ」。
 これを販売できたらいいね。ありがとう。
 
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信号じゃないよ「赤・青・白」だもん

2017-04-11 21:14:49 | 植物
 一日中雨模様のきょう、山を越え町に買い出しに行く。
 国道沿いは桜が満開だったが休日であっても花見客を見たことがない。
 わが家の入口には「ボケ」が満開。
 悪質土性のわりには毎年頑張ってくれている。

   
 「地獄の釜の蓋」と言われる「キランソウ」が畑の道端に咲いていた。
 これを煎じて飲むと死なずに病気が治るということから、地面に蓋をしているように張りついている。
 花は意外に高貴だ。

                                 
 わが家にはコブシの仲間の植木がいないと思っていたら、シデコブシかコブシかわからないが、白い花が咲いている。
 シデコブシの花が好きだがそれは薄い赤紫の花と12枚以上もある細い花弁が魅力だ。

    
 いただいた「シラユキゲシ」(ケシ科)の花はほっそりしていて清楚で可憐な白い花だったが、想像以上に強靭な植物だった。
 数株しかなかったのにいつのまにか花壇の主になっていた。
 畑に侵出した株を掘り出して違う花壇に移植する。
 まもなく開花が期待できそう。

                                
 以前、畑の際に移植した「アヤメ」がしっかり定着して混みあってきた。
 鋭い葉を伸ばして真っすぐ天に向かう。
 綾の目のデザインの細密さはいつも神秘を感じる。

 春の進行過程は速すぎてあっという間に雑草まみれに埋もれてしまう。
 春とはつかの間の人生の青春なのかもしれない。
 大切なことは年齢に関係なく青春時代を提供してくれることだ。
 しかし人間は年齢と共にその感性を研ぐのを忘れてしまう。
 ヤバイ!!
 
 
           
 
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