縁側のそばでキイロスズメバチのようなハチが転んでいた。ハチも熱中症になったのかなと見ていたら、そろりと動き出した。どうやら、転んだのではなく巣になりそうな場所・隙間を探していたようだ。お腹の中央から縦の線が出ているのが特徴のようだ。
キイロスズメバチだと腹の紋は円環模様だが、このハチは波型になっている。波型模様だと「モンスズメバチ」というのもあるようだがどうも様子が違う。働きバチはすべてメスだからこのハチもメスに違いない。オスは精子を提供するだけしか役割がないようだ。女王蜂に精子を提供するとともに死んでいく。なーるほど、生物の本源を忠実に表しているわけだ。
背中の黒い紋のなかに2本の黄色い線がある。以上を総合すると、どうやら「セグロアシナガバチ」(スズメバチ科)のようだ。スズメバチほど狂暴ではなく、巣の近く1mほど近づいても襲ってはこない。ただし、巣を揺らしたり壊したりすると刺される。刺されて死亡例もあるという。