![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/76/deb59b948a1d605c17cb99c080db39c1.jpg)
紅葉を楽しみ、幻の大滝を見て、温泉でゆっくりするはずだった……
7人のおばちゃん、山で迷う。
このキャッチコピーで、
映画『滝を見にいく』を見たいと思った。
山が好きな人なら、心惹かれるコピーである。(笑)
7人のおばちゃん達は、
道迷いもしただろうが、
人生にも迷ったのではないか……
とも勝手に推測した。
きっと面白い映画に違いない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/72/835c642c024a875442cf87f998bfd728.jpg)
幻の大滝を見にいく温泉付き紅葉ツアーに参加した、
谷由美子(ユーミン)44歳・美容師
三角道子(スミス)46歳・販売員
関本百合子(セッキー)51歳・パートタイマー
田丸久美子(クミ)52歳・主婦
桑田三枝(クワマン)59歳・主婦
根岸純子(ジュンジュン)66歳・主婦
花沢敬子(師匠)79歳・元教師
の7人のおばちゃん達。
バスにゆられて現地に到着した彼女達は、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/15/31aaa66183d1032a952b8da424786d0c.jpg)
頼りないガイドと一緒に、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/70/c7aee79a6e869951ef1e98c3d69a5c82.jpg)
滝を目指して山登りを始める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/36/fd8a3921fe7b536bf9d380760fe97e18.jpg)
木の実を摘んだり、
写真を撮ったり、
おしゃべりしたり、
それぞれの楽しみ方で山道を進む7人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/30/573621d82b384aff58bec26997c8bdfd.jpg)
先頭を歩くガイドは、地図を片手にキョロキョロとして落ち着きがない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/15/105bf2fd358565a6e460a9b42b43c36d.jpg)
そして、道が分らなくなったのか、
「ちょっと先を見てきます。ここで待っていて下さい」
と言い残して、グループから離れてしまう。
山中に置き去りにされてしまう7人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/8e/b7dc529ac30bcc37e0f3d1b825a60db3.jpg)
ガイドがいつまで経っても戻ってこないので、
不安になった彼女達は、
携帯電話で連絡を取ろうとするが、圏外であることを知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d6/320cd0e3866fc8eb372e203f90b0d813.jpg)
2グループに分かれてガイドを探すが、
桑田三枝が腰を痛めて歩くのが困難になり、
再び7人で行動するうちに、
道迷いしてしまう。
やがて日も暮れ、野宿せざるを得なくなる。
年代も性格も違う7人の女性たちが、
普段とは全く異なる環境の中、
食料を集めたり、
火を熾したり、
寝床をつくったりしながら、
時にはぶつかり、時には心を通わせながら、
見失いかけていた本来の自分の姿に気付いていく……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/77/53b18ac393aef4437500c38f97c64fde.jpg)
『七人の侍』ならぬ、
「7人のおばちゃん」の映画である。(笑)
出演しているこの7人のおばちゃん達は、
全員がオーディションで選出されている。
募集要項は「40歳以上の女性、演技経験問わず」。
選ばれた7人を簡単に紹介しておこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/45/14ab817ab0909f906b02aff57c580abe.jpg)
谷由美子(ユーミン)を演じる安澤千草。
1969年生まれ。
'94年より劇団「ナイロン100℃」に参加。
劇団員として現在も活動中。
キャストの中で最年少。
特技は沖縄好きで始めた三線。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/aa/a24b676345e4ec8a8019fb66c51262a6.jpg)
三角道子(スミス)を演じる渡辺道子。
1967年生まれ。
'93年より'07年解散まで劇団「ベターポーヅ」に参加。
現在はドラマや教育番組など、映像作品を中心に活動している。
岐阜県の山村出身で、山を登る体力に自信あり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/46/4b08a3ce9f4a7a86d170bc2bb682a2dd.jpg)
関本百合子(セッキー)を演じる荻野百合子。
1962年生まれ。
韓国ドラマ好きで、CS放送の衛星劇場チャンネルを視聴していて、
今回の募集CMを目にし、応募。
演技経験はごくわずか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/27/68933c1d8fc27cb5170b8a1c24d0544d.jpg)
田丸久美子(クミ)を演じる川田久美子。
1961年生まれ。
音大の大学院を修了後、オペラ研修所を卒業。
その後ミラノへ渡ってイタリアオペラを学ぶ。
帰国後はヴォイストレーナーなどをしながらオペラ公演やコンサートに多数出演。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/12/5980bb3bcaa663a3897b9da0bb785cfd.jpg)
桑田三枝(クワマン)を演じる桐原三枝。
1954年生まれ。
'92年から日本語教師を20年ほど続け、
並行してジャズシンガーとして都内のJAZZハウスで活動。
その後、中高年劇団「楽塾」に入り現在も活動中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6f/de36eadfd7a2bb3bde29065020fe9277.jpg)
根岸純子(ジュンジュン)を演じる根岸遙子。
1947年生まれ。
本作のロケ地である新潟県妙高市の地域サポート人として、
裏方として参加予定であったが、
ロケハン時に沖田監督から
「しいて言うなら根岸さんみたいな人を出演者に想定しています」
と言われ、急遽オーディションに応募。
見事合格し、出演者の座を掴んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/15/e65069a8121e4ae7f48bb75868225ec5.jpg)
花沢敬子(師匠)を演じる納敬子。
1934年生まれ。
今回のオーディション応募者の中で、最年長の79歳(撮影時)。
約50年、主婦を全うしてきたが、
高校生の頃からの「女優になる」という夢を諦めきれず、
72歳の時に、蜷川幸雄主宰のシニア劇団「さいたまゴールド・シアター」に入団。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/17/5af4958e55abcc746bfc4fb3e3d4ad1a.jpg)
監督と脚本は、
『横道世之介』(←クリック)などで知られる沖田修一。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/90/42979b650fb8b9616f7699e4d8acde46.jpg)
ツアーガイド役の、沖田監督作品の常連俳優・黒田大輔を除けば、
ほとんど知られていないおばちゃん7人の映画。
人気俳優などが出ていない映画が本当に面白いのかというと……
面白いのである。(笑)
普段、山登りなどしたことのないようなおばちゃん達なので、
地図、コンパス、GPS、非常食、ツェルト、ヘッドランプなど持っている筈もなく、
あっけなく道迷いし、野宿する羽目になる。
そのドタバタが面白いのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/bd/b45e9680e61442d9cde88806dba4ce71.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ac/5d371996dc4ae375a1b4f01a8be222c6.jpg)
「40過ぎたら、女はみんな同い年!」
という、問題発言的なセリフも飛び出し、(笑)
山で遭難した中年女性達が、
お互いの知恵と機転で危機を脱出しようと頑張る姿は、
可笑しく、そして何故だか愛おしい。
日常生活では決して現れないような本能が、
山という非日常の世界で発揮され、
遭難しているにもかかわらず、
おばちゃん達が次第に輝いてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e9/deac47e2f7cc6063975602d70cdf27d0.jpg)
山での遭難は、
日常生活に埋没している人にとっては、
ある種の極限状態であるといえる。
ストックホルム症候群を持ち出すまでもなく、
極限状態におかれるというような強い臨場感状態を共有すると、
その共有している人同士で強い親近感が生まれる。
極限状態を共有した人間同士は互いに好意を抱く。
最初は反目し合っていたおばちゃん達も、
野宿して夜を明かすうちに、
連帯感が生まれ、仲良くなってくる。
なんだか、じわ~っと心が温かくなる映画なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/5a/cec6967b60904f360fb27e6167ebbe0d.jpg)
ロケ地は、妙高高原。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/a9/ed4c3caed29c3543bdc17250e13733a9.jpg)
紅葉ツアーの目的地であった「幻の大滝」は、
本当に「幻の大滝」という名の滝であったらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/ba/6f1082a8518b706c2dae436af1143810.jpg)
道標や案内板のある「幻の大滝」って……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/93/2e829334110a1e94c69f25a8241b340b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/33/97f815a10021aa42681619364f5ecac1.jpg)
専用駐車場もあるぞ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/59/444c0a2cd68bdb42079e5ce545b71350.jpg)
中高年の女性なら、
大笑いしつつ、「うんうん」と頷くシーンも多いことと思う。
中高年の男性ならば、
「一度くらいはおばちゃんをやってみたい」
と思うかもしれない。(爆)
さあ、七人のおばちゃんと一緒に、
幻の大滝を探しに行こう!
妙高高原の美しい紅葉と、
次第にかわいらしく思えてくるおばちゃん達を見ていたら、
「人生って案外悪くない」って思えてくるハズ。
第27回東京国際映画祭で、
レッドカーペットを歩く沖田監督と7人のおばちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/91/8995d330b3495dd88aff7e1102464716.jpg)
輝いてる~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/a9/0f8865736674c72e8423fecfd9a26d30.jpg)
佐賀では、シアターシエマで上映中(1月23日迄)
福岡では、KBCシネマで上映中(1月23日迄)
大分では、大分シネマ5で上映中(1月23日迄)
大分(日田)では、日田シネマテーク・リベルテで1月17日から公開予定
宮崎では、宮崎キネマ館で2月14日から公開予定
熊本では、DENKIKANで1月24日から公開予定
鹿児島では天文館シネマパライダイスで1月17日から公開予定
沖縄では、桜坂劇場で近日公開予定
ぜひぜひ。
7人のおばちゃん、山で迷う。
このキャッチコピーで、
映画『滝を見にいく』を見たいと思った。
山が好きな人なら、心惹かれるコピーである。(笑)
7人のおばちゃん達は、
道迷いもしただろうが、
人生にも迷ったのではないか……
とも勝手に推測した。
きっと面白い映画に違いない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/72/835c642c024a875442cf87f998bfd728.jpg)
幻の大滝を見にいく温泉付き紅葉ツアーに参加した、
谷由美子(ユーミン)44歳・美容師
三角道子(スミス)46歳・販売員
関本百合子(セッキー)51歳・パートタイマー
田丸久美子(クミ)52歳・主婦
桑田三枝(クワマン)59歳・主婦
根岸純子(ジュンジュン)66歳・主婦
花沢敬子(師匠)79歳・元教師
の7人のおばちゃん達。
バスにゆられて現地に到着した彼女達は、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/15/31aaa66183d1032a952b8da424786d0c.jpg)
頼りないガイドと一緒に、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/70/c7aee79a6e869951ef1e98c3d69a5c82.jpg)
滝を目指して山登りを始める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/36/fd8a3921fe7b536bf9d380760fe97e18.jpg)
木の実を摘んだり、
写真を撮ったり、
おしゃべりしたり、
それぞれの楽しみ方で山道を進む7人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/30/573621d82b384aff58bec26997c8bdfd.jpg)
先頭を歩くガイドは、地図を片手にキョロキョロとして落ち着きがない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/15/105bf2fd358565a6e460a9b42b43c36d.jpg)
そして、道が分らなくなったのか、
「ちょっと先を見てきます。ここで待っていて下さい」
と言い残して、グループから離れてしまう。
山中に置き去りにされてしまう7人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/8e/b7dc529ac30bcc37e0f3d1b825a60db3.jpg)
ガイドがいつまで経っても戻ってこないので、
不安になった彼女達は、
携帯電話で連絡を取ろうとするが、圏外であることを知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d6/320cd0e3866fc8eb372e203f90b0d813.jpg)
2グループに分かれてガイドを探すが、
桑田三枝が腰を痛めて歩くのが困難になり、
再び7人で行動するうちに、
道迷いしてしまう。
やがて日も暮れ、野宿せざるを得なくなる。
年代も性格も違う7人の女性たちが、
普段とは全く異なる環境の中、
食料を集めたり、
火を熾したり、
寝床をつくったりしながら、
時にはぶつかり、時には心を通わせながら、
見失いかけていた本来の自分の姿に気付いていく……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/77/53b18ac393aef4437500c38f97c64fde.jpg)
『七人の侍』ならぬ、
「7人のおばちゃん」の映画である。(笑)
出演しているこの7人のおばちゃん達は、
全員がオーディションで選出されている。
募集要項は「40歳以上の女性、演技経験問わず」。
選ばれた7人を簡単に紹介しておこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/45/14ab817ab0909f906b02aff57c580abe.jpg)
谷由美子(ユーミン)を演じる安澤千草。
1969年生まれ。
'94年より劇団「ナイロン100℃」に参加。
劇団員として現在も活動中。
キャストの中で最年少。
特技は沖縄好きで始めた三線。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/aa/a24b676345e4ec8a8019fb66c51262a6.jpg)
三角道子(スミス)を演じる渡辺道子。
1967年生まれ。
'93年より'07年解散まで劇団「ベターポーヅ」に参加。
現在はドラマや教育番組など、映像作品を中心に活動している。
岐阜県の山村出身で、山を登る体力に自信あり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/46/4b08a3ce9f4a7a86d170bc2bb682a2dd.jpg)
関本百合子(セッキー)を演じる荻野百合子。
1962年生まれ。
韓国ドラマ好きで、CS放送の衛星劇場チャンネルを視聴していて、
今回の募集CMを目にし、応募。
演技経験はごくわずか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/27/68933c1d8fc27cb5170b8a1c24d0544d.jpg)
田丸久美子(クミ)を演じる川田久美子。
1961年生まれ。
音大の大学院を修了後、オペラ研修所を卒業。
その後ミラノへ渡ってイタリアオペラを学ぶ。
帰国後はヴォイストレーナーなどをしながらオペラ公演やコンサートに多数出演。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/12/5980bb3bcaa663a3897b9da0bb785cfd.jpg)
桑田三枝(クワマン)を演じる桐原三枝。
1954年生まれ。
'92年から日本語教師を20年ほど続け、
並行してジャズシンガーとして都内のJAZZハウスで活動。
その後、中高年劇団「楽塾」に入り現在も活動中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6f/de36eadfd7a2bb3bde29065020fe9277.jpg)
根岸純子(ジュンジュン)を演じる根岸遙子。
1947年生まれ。
本作のロケ地である新潟県妙高市の地域サポート人として、
裏方として参加予定であったが、
ロケハン時に沖田監督から
「しいて言うなら根岸さんみたいな人を出演者に想定しています」
と言われ、急遽オーディションに応募。
見事合格し、出演者の座を掴んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/15/e65069a8121e4ae7f48bb75868225ec5.jpg)
花沢敬子(師匠)を演じる納敬子。
1934年生まれ。
今回のオーディション応募者の中で、最年長の79歳(撮影時)。
約50年、主婦を全うしてきたが、
高校生の頃からの「女優になる」という夢を諦めきれず、
72歳の時に、蜷川幸雄主宰のシニア劇団「さいたまゴールド・シアター」に入団。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/17/5af4958e55abcc746bfc4fb3e3d4ad1a.jpg)
監督と脚本は、
『横道世之介』(←クリック)などで知られる沖田修一。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/90/42979b650fb8b9616f7699e4d8acde46.jpg)
ツアーガイド役の、沖田監督作品の常連俳優・黒田大輔を除けば、
ほとんど知られていないおばちゃん7人の映画。
人気俳優などが出ていない映画が本当に面白いのかというと……
面白いのである。(笑)
普段、山登りなどしたことのないようなおばちゃん達なので、
地図、コンパス、GPS、非常食、ツェルト、ヘッドランプなど持っている筈もなく、
あっけなく道迷いし、野宿する羽目になる。
そのドタバタが面白いのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/bd/b45e9680e61442d9cde88806dba4ce71.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ac/5d371996dc4ae375a1b4f01a8be222c6.jpg)
「40過ぎたら、女はみんな同い年!」
という、問題発言的なセリフも飛び出し、(笑)
山で遭難した中年女性達が、
お互いの知恵と機転で危機を脱出しようと頑張る姿は、
可笑しく、そして何故だか愛おしい。
日常生活では決して現れないような本能が、
山という非日常の世界で発揮され、
遭難しているにもかかわらず、
おばちゃん達が次第に輝いてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e9/deac47e2f7cc6063975602d70cdf27d0.jpg)
山での遭難は、
日常生活に埋没している人にとっては、
ある種の極限状態であるといえる。
ストックホルム症候群を持ち出すまでもなく、
極限状態におかれるというような強い臨場感状態を共有すると、
その共有している人同士で強い親近感が生まれる。
極限状態を共有した人間同士は互いに好意を抱く。
最初は反目し合っていたおばちゃん達も、
野宿して夜を明かすうちに、
連帯感が生まれ、仲良くなってくる。
なんだか、じわ~っと心が温かくなる映画なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/5a/cec6967b60904f360fb27e6167ebbe0d.jpg)
ロケ地は、妙高高原。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/a9/ed4c3caed29c3543bdc17250e13733a9.jpg)
紅葉ツアーの目的地であった「幻の大滝」は、
本当に「幻の大滝」という名の滝であったらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/ba/6f1082a8518b706c2dae436af1143810.jpg)
道標や案内板のある「幻の大滝」って……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/93/2e829334110a1e94c69f25a8241b340b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/33/97f815a10021aa42681619364f5ecac1.jpg)
専用駐車場もあるぞ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/59/444c0a2cd68bdb42079e5ce545b71350.jpg)
中高年の女性なら、
大笑いしつつ、「うんうん」と頷くシーンも多いことと思う。
中高年の男性ならば、
「一度くらいはおばちゃんをやってみたい」
と思うかもしれない。(爆)
さあ、七人のおばちゃんと一緒に、
幻の大滝を探しに行こう!
妙高高原の美しい紅葉と、
次第にかわいらしく思えてくるおばちゃん達を見ていたら、
「人生って案外悪くない」って思えてくるハズ。
第27回東京国際映画祭で、
レッドカーペットを歩く沖田監督と7人のおばちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/91/8995d330b3495dd88aff7e1102464716.jpg)
輝いてる~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/a9/0f8865736674c72e8423fecfd9a26d30.jpg)
佐賀では、シアターシエマで上映中(1月23日迄)
福岡では、KBCシネマで上映中(1月23日迄)
大分では、大分シネマ5で上映中(1月23日迄)
大分(日田)では、日田シネマテーク・リベルテで1月17日から公開予定
宮崎では、宮崎キネマ館で2月14日から公開予定
熊本では、DENKIKANで1月24日から公開予定
鹿児島では天文館シネマパライダイスで1月17日から公開予定
沖縄では、桜坂劇場で近日公開予定
ぜひぜひ。