一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

海抜0メートルから登る「金立山」 ……8時間の“歩き旅”を堪能する……

2020年10月04日 | 海抜0mから登る金立山・単独行


10月3日(土)
今日は、「登山の日」とのこと。
日本アルパイン・ガイド協会の重野太肚二氏が発案して、
1992年(平成4年)に日本山岳会が制定したもので、
日付は、日本山岳会が1905年(明治38年)10月に発足したことと、
「と(10)ざん(3)」(登山)と読む語呂合わせから。
せっかくの記念日だし、私にとっても記念になる登山をしたいと思った。
そこで考え出したのが、海抜0メートルから登る「金立山」。


久しぶりの“海抜0メートルから登る”シリーズだが、
かねてよりやってみたいと思っていた「金立山」にチャレンジすることにした。


配偶者に協力してもらい、
2台の車で、金立山の麓にある「金立公園 コスモス園」駐車場へ。
そこへ私の車をデポし、
配偶者の車で、有明海へ行き、私だけ降ろしてもらう。
出発地点は、
「海抜0mから登る天山」のときと同じく、「久保田町の江戸」。


出発地点に向かう途中、素晴らしい朝焼けが……


出発地点に着くと、御来光も拝むことができた。


今日は「曇り」の予報だったので、期待していなかっただけに嬉しい。


さあ、出発の儀式。


引き潮になっていたので、干潟と登山靴をパチリ。
今日は、Adidas(アディダス)の「テレックスファストRミッドGTX」を履いてきた。
引退間近の彼(テレックスファストRミッドGTX)にとって、
大きな仕事は、今日が最後かもしれない。


6:33
出発!


まっすぐな道と、


シュールな風景。


7:10
「久富」の交差点から右折。




海抜0メートル地点から45分も歩いたのに、まだ海抜2メートル。(笑)


嘉瀬川に架かる久保田橋を通過。
車道と歩道がはっきり分かれているのがイイ。


久保田橋からの風景。


アオサギをパチリ。


7:46
「相応津」の交差点から左折。


ここからも真っ直ぐな道。


秋らしい風景。


市街地へ入って行く。


有明海に近いので、海苔の工場や直販所が並んでいる。


この交差点を左折。


交差点のすぐ近くに、
「佐賀の名木・古木」に登録されている樹齢600年(推定)のクスノキがあった。
しばし見惚れる。


8:38
「天祐寺橋」の交差点から右折。


10分ほど歩き、
8:48
「与賀町」の交差点から左折。




9:07
「どんどんどんの森」の横にある佐賀県立生涯学習センター(アバンセ)の横を通過。


この道は、歩道、自転車道、車道の三つに分かれている。


マンホールの蓋は、ムツゴロウ。


9:27
「国立病院前」の立体交差点を右折。


10分ほど歩き、
9:37
「佐賀署前」の交差点から左折。




遠くに金立山が見えてきた。


疲れてきたので、しばし休憩。


金立山が次第に近づいてくる。




うっすらと天山も見えた。


10:31
「グラスコート佐賀」の前を通過。
創立者の緒方勝徳氏がイギリスのウインブルドンテニスクラブに感銘を受け、
日本初の本格的天然芝生コートを多数有するテニスクラブとして1975年に設立。
天然芝コートに限れば国内最大規模をほこるテニスクラブで、
ウィンブルドン選手権など芝のコートで行われる大会の前には、
調整の場としてもよく利用されている。
かつては「ウィンブルドン九州」の名で知られていたが、
本家ウィンブルドンとの混同を避け、提携関係も無いことを明らかにするため、
2008年2月に現名称に改称された。


道路脇のコスモス畑の黄色いコスモスが美しい。


“海抜0メートルから登る”シリーズの楽しさは、
山登りの部分や、それを成し遂げた達成感だけではなく、
町(街)や村の風景を楽しみながら歩くところにこそあるような気がする。


10:53
「千布北」の交差点を直進。


これからの登山に備え、
コンビニでおにぎりとコロッケを買って、
腹ごしらえをする。


11:22
「正現社前」の交差点を左折。


金立山が間近に迫ってきた。


秋らしい風景をパチリ。


11:36
車をデポした「金立公園 コスモス園」駐車場前を通過。
有明海から約5時間でここまで来た。




この分岐は左へ。


11:51
ここから金立山にとりつく。


選んだのは、金立神社上宮参道(金立山正面登山道)。


いきなりの急坂に喘ぐ。


自然が創ったアーチを潜って通過。


歩くことのできる幸せをかみしめる。


小さな滝が連続する。




まだ開花していないが、アケボノソウがあった。


上宮への道と出合うが、
直進し、直登ルートへ進む。


もうすぐ山頂。


鳥居の所から少し登れば山頂。


13:09
金立山山頂(標高501.7m)に到着。


海抜0メートルから登る「金立山」、達成!
有明海から、約6時間半で到着。




しばし休憩の後、


下山開始。
下山は車道を選択。


クサギ、


ヤマハギ、


ヌマダイコン、


ヒメアザミなどを見ながら下って行く。


昨年夏の佐賀豪雨の爪痕がまだ残っている。


沢沿いの木は、
大きな岩を受け止め、それでも立っていた。


下界が近づいてきた。


往路に通った道が近くなったので、
GPSの電源を切った。




この先の高速道路の下を潜り、


14:33
「金立公園 コスモス園」駐車場に到着。


ちょうど8時間の歩き旅であった。


今日も「一日の王」になれました~

この記事についてブログを書く
« 映画『甘いお酒でうがい』 …... | トップ | 映画『ミッドナイトスワン』…... »